2017-10

ハロプロは、“シルバー産業としてのアイドル”へと積極的に移行しつつあるのか?

ハロプロは、“シルバー産業としてのアイドル”へと積極的に移行しつつあるのか?

 言い換えれば、
「アップフロントは、本気でハロプロを以って“老人向けのアイドル”という新しい市場を開拓しようとしているのか?」

 ハロプロのコンサートに来る客の年齢層で最も多いのは、「25才以上35才未満」だと思う。平均年齢が30才を越えているかどうかは微妙なところだが、「15才以上25才未満の客層」は、「35才以上45才未満の客層」よりも少ないように思う。要するに、「オッサン主体」の現場なのだ。

 モー娘。のシングルCDの累計売上枚数は、2004年には10万枚を割り込むようになった。それ以降も漸減を続け、現時点の最新シングル『気まぐれプリンセス』の累計売上枚数は、3万枚台に留まるようだ。
 しかしその一方、2万枚台で推移していたベリキューのCD売上は3万枚台に届くようになってきている。モー娘。と合わせた三者の合計に関しては、今後も10万枚程度で推移を続ける可能性はある。
 この5年間、「モー娘。のシングルCD売上の漸減=ハロプロ全体の既存ファンの漸減」というイメージを持っていたのだが、ここ1年に関しては必ずしもそうではないらしい。

 だから、今から5年後、ハロプロの現場ファンの平均年齢がそのまま5才高齢化し、「客層で最も多いのは30才以上40才未満」となったとしても、商売としては何の問題も生じないのかも知れない。むしろ、5年後は「ハロプロは30代向けのアイドル」ということがセールスポイントになり、積極的に30代の顧客を取り込み始めているのかも知れない。

 これは皮肉や冗談ではない。
 “ヨン様”ことペ・ヨンジュンを筆頭とする男性韓流スターは、こうした意味では現時点で既にハロプロを越えているのだ。
 コ・スという中堅韓流スター(1978年生まれのイケメン)が、前年および今年、日本で行ったイベントの様子をDVDおよびTVで見たことがある。客層で最も多いのは、40代だと思う。これは「5年後のハロプロ現場(推定)」どころの騒ぎではない。「子供が中学生になって、時間に余裕が出来たお母さんたち(40代)」が、たった一人の「中堅韓流スター(30才そこそこ)」を見るために、イベントに大挙して押しかけて来ているのだ(ちなみに、去年のイベントが開催された会場は、ハロプロファンにも馴染みの深い、中野サンプラザ)。

 コ・スのイベントの映像を見ると、50代らしきファンも決して珍しくない。これは、大袈裟に言えば一種のシルバー産業である。
 これと同様のことが、ハロプロで実現される可能性は少なからずあると思える。
 いやむしろ、アップフロントはそれを真面目に狙っているのではないか?
 今のハロプロメンバーが、そうなることを望んでいるとは到底思えないが、新しいシルバー産業として客観的に見た場合、頭ごなしに否定するべきではないとも思う。

 果たして、現在のハロプロ現場ファンの中心である「25才以上35才未満」の人達は、5年後10年後も(推しは変わっていくとしても)現場ファンであり続けるのだろうか? そして、グッズを買い続けるのだろうか?
 今のファンの90%が辞めることなく20年が経てば、ハロプロは「爺専アイドル集団」と呼ばれるようになるだろう。全国に散らばる総勢3~6万人程度の固定ファンを完全に囲い込んだ、一種のシルバー産業の確立である。

 極端な話、「現体制を維持することで、現在のファンの90%が一生変わりなくカネを落とし続ける」という確信があるのなら、その現体制を維持することが企業として最善の策であるとも言える。
 世間一般から「終わった」「終わった」と言われようが、そういう世間から隔絶された村社会として存続し続けるのも悪くはない。それが、「総勢3~6万人のジジイと、40~50人の中高生メインの女性アイドルで構成される、いびつな村」であるとしても。
 そう、どんなにいびつに歪んでいようが、当人達にとってファンタジィであるならば、それもまた良し。もっとも私は、そんな“ファンタ爺”の一員になりたいとは思わないが。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。