2017-10

『妖怪大戦争』

『妖怪大戦争』
  2005年の映画館で観た映画:19本目
  映画を観た日:2005年8月27日(土)


 これまたハズレである。前半はそこそこ良かったが、全体としては駄作と言える。とてもじゃないが1300円払って観るような価値はなかった。個人的にはこの映画の対価は300円以下なので、1000円丸損した気分である。

 前半はそこそこ良かったにもかかわらず、観終わった直後の印象が最悪に近かったのは、後半の出来の悪さが相当に酷かったからである。後半の出来の悪さだけ取り出したら、あの駄作『ゴジラ FINAL WARS』すら凌駕する愚作ぶり。一体、どうしたらここまでつまらなく出来るのか、寒心する、いや感心するぐらいだ。まぁ、答えは明確なのだが。

 いかにもありがちなデザインのCGバリバリのモンスターをメインに出して、肝心の妖怪は添え物。これで面白い妖怪映画が出来るとでも思っていたのか?

 水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆき。この4人がチームになってこの映画のプロデュースをやったことになっているらしい。実際にどこまで関わったのかは分からないが、一つだけハッキリしているのは、この4人が関わっても「妖怪の魅力を映画化することに大失敗した」ということ
 この4人は、妖怪映画に関しては才能がないとしか思えない。今後一切妖怪映画のプロデュースには関わらないように強く願う。その昔、小松左京が関わった『さよならジュピター』がダメダメだったが、そんなことをこんな風に思い出すことになろうとは、本当にやるせない。

 こんなつまらない映画を作るくらいなら、その予算の範囲でアニメの『鬼太郎』の面白い話を何本か実写化して、オムニバス映画として提供してくれた方が遥かに良かった。妖怪映画というのは、妖怪独特の魅力を描いてナンボだろう。特に今回は夏休み中の子供に日本土着のキャラクターである妖怪を紹介する絶好の機会だっただけに、この映画の失敗は残念でならない。

 いかに神木隆之介が良い演技を見せても、栗山千明の演じるアギが魅力的でも、映画としての基本構造が駄目な映画は面白くない。これで次に期待しろといわれても到底無理だ。
 今思い出したが、この映画よりもかなり低予算で造られたであろう『さくや妖怪伝』の方が、遥かに面白かった。日本に、特撮絡みで期待できる監督は樋口真嗣しかいないのか? 本当に、お寒い状況である。
 今年8月後半時点で分かったことは、邦画は駄作の確率が高いということ(洋画はある程度選抜された作品が配給されているので、当然といえば当然なのだが)。来年は、邦画のチケットを買う際は、よく吟味してから買うことにしよう。原則として、邦画に「期待」するべきではない。
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妖怪大戦争

会社に出かける支度をし、朝飯を食べながらNHK朝の生活ホットモーニング=http://www.nhk.or.jp/hot/見ました。特集水木しげる妖怪ワールドを取り上げていました。=http://www.japro.com/mizuki/折しも映画業界では妖怪大戦争上映中であり人気を博しています。=htt...

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。