2017-10

『ディケイド』の最終話で不適切だったのは表現方法ではなく、TV作品としての手法そのものである

『ディケイド』の最終話で不適切だったのは表現方法ではなく、TV作品としての手法そのものである

 テレビ朝日の社長が、『ディケイド』の最終話に関して「表現方法として不適切だった」と発言したという記事(読売新聞のオンライン記事:「仮面ライダー」幕切れ、続きは映画なんて…)を見つけた。

 それを読んで私は、「日本のテレビ会社の社長は、皆同じで頓智が利かないなぁ」と思った。
 私がテレビ朝日の社長だったら、
「あの終わらせ方は視聴者、特に小さなお子さんの期待を裏切るものだった。TVシリーズはTV番組内で完結させるべきだった」
と言っちゃうけどな。それが例え、事前に行われた役員会で決められた答弁の内容とは異なるものだとしても。
 社長なんだからさぁ、「失敬失敬、つい個人的本音が出てしまいました」とか言って後で役員に弁解すればイイじゃん。株主からの評価は上がると思うよ。

 TV版『ディケイド』の視聴者の中には、CM商品を1つも買わずに見ていた人もいるだろう。タダで見ていた人が「最終話もタダで見せろ」と言うのは勝手だが、それは保障されるべき権利ではない。
 しかし、主力玩具であるディケイドライバーとライドブッカーを合わせて買ったような「ディケイドのファン」に対しては、テレビ朝日は最終話を無料で提供する倫理的責任があるのではないか。
 だから、普通に考えれば、以下が正道だったと思う。

(1)TV版『ディケイド』から“BLACK編”と“アマゾン編”を除くか大幅に削り(回想シーンや台詞で語られるだけ)、その分の時間で“最終編”を描き、TVシリーズを完結させる。

(2)冬の劇場版は、『W』と『ディケイド』の2本立てとする。『W』はW誕生の物語、『ディケイド』は、“BLACK編”と“アマゾン編”を中心にした、昭和ライダーの世界の物語にする。

 企業の本質は、最大利潤の追求である。
 とは言うものの、あこぎな手法を用いれば、顧客を失う。今回の場合、せっかく振り返ってくれた“仮面ライダー卒業生”、俗に言う“大きな(大きくなった)お友達”からソッポを向かれる危険性が高い。
 『ディケイド』の劇場版の興行収入は同系統の中では過去最高だったらしいが、それは“大きなお友達”の寄与もそれなりにあった思う。夏の劇場版に関しては、私は毎年1回しか劇場に脚を運んでいないけれど、今回は明らかにいつもより男性客の年齢層が広かったもんな。

 まぁ、私は普通にWの前日譚(W誕生秘話)を観たいから、前売り券を買ったけどね。
 当然ながら、前売り特典は“Wのみバージョン”を選択しましたとさ。
前売り特典はサイクロン・ジョーカー
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コメント

批判が多かったディケイド最終回ですがやっぱり、
子供向けヒーロー番組でしかも「全然まとめてない」からこんなに叩かれたんでしょうね。

私はあまり気にしてはいないのですがそれよりも個人的に憤慨したのは東映の岡田社長の「東映がピンチの時はライダー、戦隊、プリキュアが助けてくれる」発言。


・・・映画会社なんだから一般映画やドラマでも頑張りましょうよ東映さん。特撮やアニメだって”必ず当たる”保証は無いんですし・・・

 東映に関しては、私は最盛期の仁侠映画とか全然観ていません。東映という「映画会社」を意識したのは、中学生のときに『宇宙からのメッセージ』をリアルタイムで観てからです。
 ですから、個人的には東映には特撮以外を期待していません。最近では『火天の城』を観ましたが、まぁぼちぼちやってくれればいいかなと思う程度です。

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大きなお友達

子供向けであることと大人の観賞に耐えうることという相反する部分の共存については、いつも議論されるところではありますが、今回の最終回についてはその両方を失望させる行為だったと思います。映画でもう一回儲けようってのは全然かまわないんですけど、タダで観ているものに保証はないというという話とは別の観点で、視聴者への配慮が全く欠けてしまった製作者の姿勢が今回の問題なのでしょうなぁ。

ただ結局12月の映画は行きますし、今の「W」は面白いですんで安心して見てます。

ヒーロー番組は教育番組

「ヒーロー番組は教育番組」
 宮内さんのオリジナルなのかどうかは分かりませんが、名言だと思います。商業作品なので金儲けは重要ですが、やはり子供向けヒーロー番組である以上、そういうところにもカッコ良さというか美学が求められるのは必定でしょう。

 Wは、Wドライバーを買っただけでメモリーが6種のうち4つも付いてくるので驚きました。ゴーオンジャーは1号ロボに3種のうち1つしか付いていなかったのに…。
 ゴーオンジャーの場合は全部集めようとは全然思わなかったのに、Wは全部集めたくなります(シャフトも買ったのであと1個)。上手い商売とは、こういうものでしょう。

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。