2014-02

コスプレイヤーが著作権侵害の罪で逮捕される日は近い!?(その2)

コスプレイヤーが著作権侵害の罪で逮捕される日は近い!?(その2)

 (その1)でも書いたように、著作権者の許可を得ないでコスプレをしている状態で、一般的なコスプレイベントに参加することは、著作権法違反の罪となる。
 なぜなら、コスプレして一般的なコスプレイベントに参加することは、著作権法における「私的使用のための複製」とは認められないからである。

 私は以前から、
「コスプレして一般的なコスプレイベントに参加すること」
を、著作権法における「私的使用のための複製」と見做すのは無理だろうと思っていた。それが確信に変わったのは、私が勤務している会社で著作権に関する通達が出たときである。
 会社の法務担当から、
「新聞や雑誌のコピーを社内で回覧する(コピーしたものを売るとかではなく、ただ単に回覧する)だけであっても、著作権者の許可を得ずに行う場合は著作権法に違反するから、絶対やるな」
というアナウンスが正式に行われたのである。

「私的使用とは、家庭内に限定したものと解釈せよ」
と、会社の法務担当は明記していた。これを見て私は「ああ、やっぱりそうか」と改めて思った。
 著作権法の第五款には、【著作権の制限】として、

「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、…(一部略)…その使用する者が複製することができる。」

と書かれているけれども、「家庭内その他これに準ずる限られた範囲内」を、自分に都合よく拡大解釈してはダメだということだ。
 一般的なコスプレイベントは、「個人的」でもなければ「家庭内その他これに準ずる限られた範囲内」でもないのだ。
 スタジオにおけるコスプレ撮影会であっても、赤の他人同士が集まって行えば、やはり「個人的」でもなければ「家庭内その他これに準ずる限られた範囲内」でもなくなる。

 ちなみに「私的使用のための複製」に関しては、非営利団体であることで例外規定が適用されるということはない。企業だろうがボランティア団体だろうがコスプレイベントだろうが、著作物を無断で複製したら、著作権法違反の罪となるのだ。

 じゃあ、社内で新聞や雑誌のコピーを回覧したり、会議の資料として配布したい場合はどうしたら良いのかというと、ちゃんとそうした行為をフォローしてくれる公益社団法人が存在するのだ。それが、日本複製権センターである。
 そのホームページ↓を見れば、「コスプレはグレーゾーン」などではなく、ほとんどの場合がハッキリとした「クロ」であることが理解できるはずだ。

公益社団法人日本複製権センター
http://www.jrrc.or.jp/

 さて次回は、「コスプレ画像を著作権者に無断でインターネット上にupすること」が著作権侵害となることを絡め、コスプレイヤーが著作権侵害の罪で逮捕されるケースをシミュレーションしてみたい。
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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。