仮面ライダーの仮面の下には、変身前の素顔があるのだろうか?
仮面ライダーの仮面の下には、変身前の素顔があるのだろうか?
「本郷猛は改造人間である」
本郷猛が仮面ライダーに変身できるのは、彼が改造人間だからである。TV番組の昭和ライダーは、皆(程度の差こそあれ)改造人間であるから変身できたのだ。
1971年に放送が開始された『仮面ライダー』における
「改造人間が、普通の人間の姿から、異形なる戦闘形態へと変身する」
というコンセプトは、TV番組ではおそらく世界初のものであり、それ故か曖昧な部分も多かった。
それを子供番組における“お約束”、所謂ご都合主義だと言ってしまえばそれまでなのだが、ここでは敢えてその曖昧な部分について語ってみたい。
仮面ライダー(TV作品)の“仮面”の下には、変身前の素顔があるのだろうか?
公式設定が云々といった話ではなく、現時点で自分がどう考えているか、感じているか。そういう自分の感性で、この疑問について改めて向き合ってみよう。
仮面ライダー1号
脳改造が行われる前、手術台の上で首から上以外が変身後の姿になっている状態でベルトに風力エネルギーを与えられ、改造人間として起動した後も顔は変身前の素顔のままだった。
このことから、変身後も仮面の下には変身前の素顔があると思う。
仮面ライダー2号
1号と同タイプの改造人間であるため、1号同様、変身後も仮面の下には変身前の素顔があると思う。
仮面ライダーV3
1号と2号が改造手術を行っているので、1号2号と同タイプの改造人間であり、変身後も仮面の下には変身前の素顔があると思う。
ライダーマン
少なくとも初登場時は、右腕以外は生身の人間である。ヘルメットを被っても頭部に肉体自体の変化は起きようが無いので、変身後も仮面の下には変身前の素顔があることは間違いない。
仮面ライダーX
ライダーマンほどではないが、変身シーンの描写から、頭部はXマスクとパーフェクターを装着しているだけで、その下の素顔には変化がないように思える。
仮面ライダーアマゾン
変身シーンはある種幻想的であり、具体的な描写は無いのだが、頭部を含む全身に肉体的変化が起きているというイメージを受ける。変身によって頭部にも頭蓋骨レベルでの肉体変化が起きており、あの顔は仮面ではなく変身後のアマゾンの肉体そのものだと思う。
仮面ライダーストロンガー
正直言って分からない。ストロンガーに関しては、あの顔が仮面なのか、変化した肉体そのものなのか、イメージが湧かない。
スカイライダー
ストロンガー同様、イメージが湧かない。
仮面ライダースーパー1
地球以外の星、または宇宙空間で活動することを目的にした惑星開発用改造人間なので、変身によって頭部を含む全身に、徹底した肉体変化が起きているというというイメージがある。
また、スーパー1以前に惑星開発用改造人間として改造された奥沢正人(後のメガール将軍)の変身後の姿(後の怪人死神バッファロー)が、変身によって頭部を含む全身に肉体変化が起きているように見えることも、このイメージを補強している。
つまり、スーパー1の仮面の下に素顔は無いと思う。
仮面ライダーBLACK
初期の変身シーンでは、変身の過程で一旦“バッタ男”に変貌し、その肉体の上をBLACKとしての外皮が包み込むという描写がなされていた。このことから、BLACKの仮面の下には、“バッタ男”の素顔があるのは間違いない。
仮面ライダーBLACK RX
BLACKが生まれ変わった存在なので、BLACK同様、全身の肉体変化を伴う変身であることはほぼ間違いない。よって、RXの仮面の下には素顔は無いと思う。
平成ライダーに関しては、「変身=強化スーツの装着」であることが明確である作品も多いが、それも含めて語ってみよう。
仮面ライダークウガ
変身ベルトが自分の肉体と融合することによって(変身前でも)肉体内部に変化が起きており、しかもそれが時間と共に進行していることが医学的に明らかにされている。このことから、変身は全身の肉体変化を伴うものであり、クウガの仮面の下には素顔は無いと思う。
仮面ライダーアギト
アギトの一種であるギルスが、頭部(口)にも明らかな肉体変化を起こしていることから、アギトもまた頭部を含む全身に肉体変化が起きていると考えるのが妥当。よって、アギトの仮面の下にも素顔は無いと思う。
仮面ライダー龍騎
変身シーンでは、具体的な描写は無いものの、ミラーワールドに入るための特殊なスーツを一瞬で装着しているように見える。よって、龍騎の仮面の下には、変身前の素顔があると思う。
仮面ライダー555
変身シーンでは、「強化スーツが、変身する者の身体を包み込むように構成されていく」という描写がなされている。このことから、変身する者の肉体自体には変化は起こっておらず、仮面の下には素顔があると思える。
また、変身ベルトが一般的なベルト同様に、純然たる外付けのツールに過ぎないことも、このイメージを補強している。
仮面ライダー剣
変身中に仮面が破損し、仮面の下に変身前の素顔があることが劇中で描写されている。
仮面ライダー響鬼
“顔だけ変身解除”した姿は、一見すると強化スーツを着ているようにも見えるのだが、響鬼が口から火を吐いたり、威吹鬼が鬼爪を溶かされた際、イブキに戻っても手の甲を負傷していたことから、彼らの変身は全身の肉体変化を伴うものであると思える。つまり、響鬼の仮面の下に、ヒビキの素顔はないと思う。
仮面ライダーカブト
仮面ライダー555同様、「変身アイテムは外付けのツール」、「変身の際には、強化スーツが全身を包み込むように構成される」というパターン。仮面の下には、同様に変身前の素顔があると思われる。
仮面ライダー電王
イマジンが良太郎に憑依することで、良太郎の肉体自体に変化が起きていることは明らか。ただし、良太郎がプラットフォームに変身することで良太郎自身の肉体に変化が起きているようには思えない。
よって、電王ソードフォームの仮面の下には、M良太郎の素顔があるのではないか。
仮面ライダーキバ
キバは身体の各部に鎧を装着しているが、それを除いた身体そのものは生身であり、変身した渡の肉体であると思える。渡が人間とファンガイアのハーフであり、変身の際、彼の肉体にファンガイア同様の特徴が発現することも、キバの変身は肉体の変化を伴うものであるというイメージを補強している。
よって、キバの顔は渡の顔が変化したものであり、仮面ではないと思う。
仮面ライダーディケイド
特殊な作品なので、今回の考察からは除外する。
仮面ライダーW
ドライバーを経由しているとは言え、ドーパント同様ガイアメモリを使って変身しているので、肉体変化を伴う変身だと考えるのが妥当。また、Wの身体が正中線から真っ二つに分離する必殺技の存在は、変身後の肉体変化が頭部を含む全身に及んでいることを証明している。
よって、Wの仮面の下には、変身前の素顔は存在しないと思われる。
仮面ライダーOOO(オーズ)
脚がバッタのような形状に変化する等、強化スーツを装着しているという解釈では有り得ない肉体変化が起きる。このことから、変身は肉体変化を伴うものであり、仮面の下に変身前の素顔は存在しないと思える。
仮面ライダーフォーゼ
フォーゼの姿は、宇宙服や宇宙船を連想させ、生々しさが全くと言って良いほど感じられない。フォーゼの顔は単なる仮面…というか万能強化宇宙服のフェイスプレート部分であり、その下には人の素顔があると思う。
仮面ライダーウィザード
WやOOO(オーズ)同様、強化スーツを装着しているという解釈では有り得ない肉体変化技を駆使するが、それは飽く迄も魔法によるものである。
ウィザードの名の通り、その姿は魔法使いの衣装を連想させる。また、変身前の純然たる生身の状態でも、魔法が使える。
これらのことから、ウィザードは“仮面を被った魔法使い”であり、仮面の下には変身前の素顔があると思う。
「本郷猛は改造人間である」
本郷猛が仮面ライダーに変身できるのは、彼が改造人間だからである。TV番組の昭和ライダーは、皆(程度の差こそあれ)改造人間であるから変身できたのだ。
1971年に放送が開始された『仮面ライダー』における
「改造人間が、普通の人間の姿から、異形なる戦闘形態へと変身する」
というコンセプトは、TV番組ではおそらく世界初のものであり、それ故か曖昧な部分も多かった。
それを子供番組における“お約束”、所謂ご都合主義だと言ってしまえばそれまでなのだが、ここでは敢えてその曖昧な部分について語ってみたい。
仮面ライダー(TV作品)の“仮面”の下には、変身前の素顔があるのだろうか?
公式設定が云々といった話ではなく、現時点で自分がどう考えているか、感じているか。そういう自分の感性で、この疑問について改めて向き合ってみよう。
仮面ライダー1号
脳改造が行われる前、手術台の上で首から上以外が変身後の姿になっている状態でベルトに風力エネルギーを与えられ、改造人間として起動した後も顔は変身前の素顔のままだった。
このことから、変身後も仮面の下には変身前の素顔があると思う。
仮面ライダー2号
1号と同タイプの改造人間であるため、1号同様、変身後も仮面の下には変身前の素顔があると思う。
仮面ライダーV3
1号と2号が改造手術を行っているので、1号2号と同タイプの改造人間であり、変身後も仮面の下には変身前の素顔があると思う。
ライダーマン
少なくとも初登場時は、右腕以外は生身の人間である。ヘルメットを被っても頭部に肉体自体の変化は起きようが無いので、変身後も仮面の下には変身前の素顔があることは間違いない。
仮面ライダーX
ライダーマンほどではないが、変身シーンの描写から、頭部はXマスクとパーフェクターを装着しているだけで、その下の素顔には変化がないように思える。
仮面ライダーアマゾン
変身シーンはある種幻想的であり、具体的な描写は無いのだが、頭部を含む全身に肉体的変化が起きているというイメージを受ける。変身によって頭部にも頭蓋骨レベルでの肉体変化が起きており、あの顔は仮面ではなく変身後のアマゾンの肉体そのものだと思う。
仮面ライダーストロンガー
正直言って分からない。ストロンガーに関しては、あの顔が仮面なのか、変化した肉体そのものなのか、イメージが湧かない。
スカイライダー
ストロンガー同様、イメージが湧かない。
仮面ライダースーパー1
地球以外の星、または宇宙空間で活動することを目的にした惑星開発用改造人間なので、変身によって頭部を含む全身に、徹底した肉体変化が起きているというというイメージがある。
また、スーパー1以前に惑星開発用改造人間として改造された奥沢正人(後のメガール将軍)の変身後の姿(後の怪人死神バッファロー)が、変身によって頭部を含む全身に肉体変化が起きているように見えることも、このイメージを補強している。
つまり、スーパー1の仮面の下に素顔は無いと思う。
仮面ライダーBLACK
初期の変身シーンでは、変身の過程で一旦“バッタ男”に変貌し、その肉体の上をBLACKとしての外皮が包み込むという描写がなされていた。このことから、BLACKの仮面の下には、“バッタ男”の素顔があるのは間違いない。
仮面ライダーBLACK RX
BLACKが生まれ変わった存在なので、BLACK同様、全身の肉体変化を伴う変身であることはほぼ間違いない。よって、RXの仮面の下には素顔は無いと思う。
平成ライダーに関しては、「変身=強化スーツの装着」であることが明確である作品も多いが、それも含めて語ってみよう。
仮面ライダークウガ
変身ベルトが自分の肉体と融合することによって(変身前でも)肉体内部に変化が起きており、しかもそれが時間と共に進行していることが医学的に明らかにされている。このことから、変身は全身の肉体変化を伴うものであり、クウガの仮面の下には素顔は無いと思う。
仮面ライダーアギト
アギトの一種であるギルスが、頭部(口)にも明らかな肉体変化を起こしていることから、アギトもまた頭部を含む全身に肉体変化が起きていると考えるのが妥当。よって、アギトの仮面の下にも素顔は無いと思う。
仮面ライダー龍騎
変身シーンでは、具体的な描写は無いものの、ミラーワールドに入るための特殊なスーツを一瞬で装着しているように見える。よって、龍騎の仮面の下には、変身前の素顔があると思う。
仮面ライダー555
変身シーンでは、「強化スーツが、変身する者の身体を包み込むように構成されていく」という描写がなされている。このことから、変身する者の肉体自体には変化は起こっておらず、仮面の下には素顔があると思える。
また、変身ベルトが一般的なベルト同様に、純然たる外付けのツールに過ぎないことも、このイメージを補強している。
仮面ライダー剣
変身中に仮面が破損し、仮面の下に変身前の素顔があることが劇中で描写されている。
仮面ライダー響鬼
“顔だけ変身解除”した姿は、一見すると強化スーツを着ているようにも見えるのだが、響鬼が口から火を吐いたり、威吹鬼が鬼爪を溶かされた際、イブキに戻っても手の甲を負傷していたことから、彼らの変身は全身の肉体変化を伴うものであると思える。つまり、響鬼の仮面の下に、ヒビキの素顔はないと思う。
仮面ライダーカブト
仮面ライダー555同様、「変身アイテムは外付けのツール」、「変身の際には、強化スーツが全身を包み込むように構成される」というパターン。仮面の下には、同様に変身前の素顔があると思われる。
仮面ライダー電王
イマジンが良太郎に憑依することで、良太郎の肉体自体に変化が起きていることは明らか。ただし、良太郎がプラットフォームに変身することで良太郎自身の肉体に変化が起きているようには思えない。
よって、電王ソードフォームの仮面の下には、M良太郎の素顔があるのではないか。
仮面ライダーキバ
キバは身体の各部に鎧を装着しているが、それを除いた身体そのものは生身であり、変身した渡の肉体であると思える。渡が人間とファンガイアのハーフであり、変身の際、彼の肉体にファンガイア同様の特徴が発現することも、キバの変身は肉体の変化を伴うものであるというイメージを補強している。
よって、キバの顔は渡の顔が変化したものであり、仮面ではないと思う。
仮面ライダーディケイド
特殊な作品なので、今回の考察からは除外する。
仮面ライダーW
ドライバーを経由しているとは言え、ドーパント同様ガイアメモリを使って変身しているので、肉体変化を伴う変身だと考えるのが妥当。また、Wの身体が正中線から真っ二つに分離する必殺技の存在は、変身後の肉体変化が頭部を含む全身に及んでいることを証明している。
よって、Wの仮面の下には、変身前の素顔は存在しないと思われる。
仮面ライダーOOO(オーズ)
脚がバッタのような形状に変化する等、強化スーツを装着しているという解釈では有り得ない肉体変化が起きる。このことから、変身は肉体変化を伴うものであり、仮面の下に変身前の素顔は存在しないと思える。
仮面ライダーフォーゼ
フォーゼの姿は、宇宙服や宇宙船を連想させ、生々しさが全くと言って良いほど感じられない。フォーゼの顔は単なる仮面…というか万能強化宇宙服のフェイスプレート部分であり、その下には人の素顔があると思う。
仮面ライダーウィザード
WやOOO(オーズ)同様、強化スーツを装着しているという解釈では有り得ない肉体変化技を駆使するが、それは飽く迄も魔法によるものである。
ウィザードの名の通り、その姿は魔法使いの衣装を連想させる。また、変身前の純然たる生身の状態でも、魔法が使える。
これらのことから、ウィザードは“仮面を被った魔法使い”であり、仮面の下には変身前の素顔があると思う。
スポンサーサイト
モーニング娘。コンサートツアー2013春 ミチシゲ☆イレブンSOUL
モーニング娘。コンサートツアー2013春 ミチシゲ☆イレブンSOUL
会場 :オリンパスホール八王子
公演日:2013年3月16日(土) 15:00~
ツアー初日の昼公演。ということは、完全ネタばれ無しの、本邦初公開公演ということである。
ベリキューでは過去何度かそういう公演を鑑賞しているが、モー娘。に関しては初めてのような気がする。コンサートではなく、モー娘。のFCイベントの初日初回公演なら、明らかに経験済なのだが。
さて今公演では、つんく氏によるサプライズ発表があった。12期メンバーオーディション開催の告知である。
れいなが卒業するのだから12期メンバーが追加されるのは当然と思っていたので特に驚きはしなかったのだが、私はその発表と同時に12期メンバーが何人になるのか見当がついてしまった。何故なら、そのとき私が座っていた席が3階席だったからである。
YouTubeに上げられている公式動画【ハロ!ステ#7】から画像を引用して、この件を説明しよう。

まさに私が鑑賞した公演の模様である。スクリーンに映っているのはステージを真上から撮った映像だ。
当日、3階席からステージを見下ろしていた私には、流石にこれ程ではないものの、常にステージ全体を俯瞰できていた。この映像では、今11人いるステージに、あと3、4人は追加できるように見えるのだが…

ダンスのフォーメーションを組むと、ステージ上は俄然タイトになるのだ。
縦2列のフォーメーションを作ると、ここに追加できるのは1人か、せいぜい2人であることが分かる。

狭いV字のフォーメーションでも、同様である。
縦2列、あるいは狭いV字のフォーメーションは、現在のモー娘。のフォーメーションで多用されており、これをステージ上で構成できなくなるまで人数を増やすという選択肢は取り辛いだろう。

縦2列、あるいは狭いV字のフォーメーション以上に問題となるのは、フォーメーション内でのメンバーの移動である。
この映像『君さえ居れば何も要らない』の場合、フォーメーションの右側から左側への移動、いわゆる逆サイドへのポジションチェンジも何度か見られた。しかもそれは、フォーメーションを組んだことにより、ステージ後方にほとんどスペースが無くなっている状態でも行われていた。
そう、フォーメーション最後列のメンバーの背後には、ほとんどスペースが無いのだ。ステージ最後方は崖っぷちのようなものだ。そこをどうやって通り抜けていたのか?

モーニング娘。のメンバーは、ステージ後方に接続された足場(大きさは畳半畳ほど?)を、飛び石のように使っていたのだ。
えりぽんは、この足場にピョン!と片足で跳び乗ったかと思うと、そのままピョン!と片足で踏み切って跳んで反対側へと抜けて行った。まるで三段跳び、いや二段跳びである。ここで一歩間違えば、ステージ後方へ転落してしまう。
フォーメーションの裏側では、こんな危険な移動が行われていたのだ。ステージ後方の落差(段差)がどれ位あるのかは分からなかったが、椅子の上から落下しても大怪我に至るケースもある。決して楽観は出来ない状況と言える。
ちなみに、上記の画像の引用元の動画は、こちら。
『モーニング娘。12期メンバー加入に関する予想と考察(あるいは新生モーニング娘。の弱点)』という記事で、
「12期を何人加入させるかに関しては、1人か2人だと予想する。
れいな卒業後の人数として、11人から12人ということだ。」
と書いたのは、こういう理由による。
さて、コンサートそのものの感想も簡単に述べておこう。
オープニングアクトのJuice=Juiceは、想像以上の完成度。今すぐにメジャーデビューさせても問題が無いレベルだと感じた。個人的には、あーりーこと植村あかりのビジュアルが飛び抜けて良かった。和風の美人なのに、手脚が長くてスタイリッシュ。ソロDVDや写真集が出たら、絶対に買うと思う。
12期メンバーオーディション発表のシーンでは、主に小田ちゃんに注目していた。まぁ、モー娘。では小田ちゃんイチ推しなので、ステージに小田ちゃんがいるときは大抵注目しているのだが。
小田ちゃんは、本当に嫌そうな様子だった。双眼鏡の倍率を上げて見ると、それが「顔に出ている」状態だった。11期の自分が、やっとコンサートツアーに参加できたと思ったら、その初日に12期募集がサプライズ告知されたのだ。中学2年生の少女として、普通の反応だと思う。
ただ、12期が実際に加入してしまえば、加入間隔が短かった9期と10期が“9期10期”と纏めて呼ばれることがあるように、11期と12期は“11期12期”というように括られることもあるだろう。同期のいない小田ちゃんにとって初めての後輩となる12期は、直近の先輩である10期より近い存在になるような気がする。
『大好きだから絶対に許さない』で、小田ちゃんとりほりほが似た衣装を着ていたので、これは何か意味があるなと思っていたら、『なには友あれ!』でその意味を理解した。『彼と一緒にお店がしたい!』のコンセプトの衣装だったのだ。
『彼と一緒にお店がしたい!』は6期をフィーチャーした曲であり、6期2人の名前を冠した今回のツアーにとって、ある意味テーマソングと言えるかも知れない。『Ambitious!野心的でいいじゃん』から始まったメドレーのラストは、『彼と一緒にお店がしたい!』だった。
楽曲におけるメンバーのパフォーマンスで一番印象に残ったのは、実は、まーちゃん。しかも、れいなの『Rockの定義』におけるバックダンサー時のパフォーマンスである。
このときのまーちゃんは、そりゃもう気合入りまくりで凛々しかった。表情はナチュラルにキメキメだし、まるで別人。しかも、マイクもヘッドセットも無いのに要所要所で歌っていた。当然まーちゃんの歌声は聴こえないのだが、ヤル気満々なのは十分に伝わってきた。きっとまーちゃんは、れいなが卒業したら、この曲を貰う気なのだ。
小田ちゃん推しの私としては、れいなが卒業したら、れいなのパートをゴッソリ小田ちゃんに持っていって貰いたい。新曲の2曲は、歌割が比較的バラけてきているという印象で、もちろんそれも悪くはないのだが…。
いずれにせよ、メインボーカルのれいなが抜けたら、モー娘。の歌の印象は、かなり変わる筈だ。6期抜きで歌われた『ピョコピョコ ウルトラ』は、ほとんど参考にならなかった。この点に関しては、まだまだ未知数である。
会場 :オリンパスホール八王子
公演日:2013年3月16日(土) 15:00~
ツアー初日の昼公演。ということは、完全ネタばれ無しの、本邦初公開公演ということである。
ベリキューでは過去何度かそういう公演を鑑賞しているが、モー娘。に関しては初めてのような気がする。コンサートではなく、モー娘。のFCイベントの初日初回公演なら、明らかに経験済なのだが。
さて今公演では、つんく氏によるサプライズ発表があった。12期メンバーオーディション開催の告知である。
れいなが卒業するのだから12期メンバーが追加されるのは当然と思っていたので特に驚きはしなかったのだが、私はその発表と同時に12期メンバーが何人になるのか見当がついてしまった。何故なら、そのとき私が座っていた席が3階席だったからである。
YouTubeに上げられている公式動画【ハロ!ステ#7】から画像を引用して、この件を説明しよう。

まさに私が鑑賞した公演の模様である。スクリーンに映っているのはステージを真上から撮った映像だ。
当日、3階席からステージを見下ろしていた私には、流石にこれ程ではないものの、常にステージ全体を俯瞰できていた。この映像では、今11人いるステージに、あと3、4人は追加できるように見えるのだが…

ダンスのフォーメーションを組むと、ステージ上は俄然タイトになるのだ。
縦2列のフォーメーションを作ると、ここに追加できるのは1人か、せいぜい2人であることが分かる。

狭いV字のフォーメーションでも、同様である。
縦2列、あるいは狭いV字のフォーメーションは、現在のモー娘。のフォーメーションで多用されており、これをステージ上で構成できなくなるまで人数を増やすという選択肢は取り辛いだろう。

縦2列、あるいは狭いV字のフォーメーション以上に問題となるのは、フォーメーション内でのメンバーの移動である。
この映像『君さえ居れば何も要らない』の場合、フォーメーションの右側から左側への移動、いわゆる逆サイドへのポジションチェンジも何度か見られた。しかもそれは、フォーメーションを組んだことにより、ステージ後方にほとんどスペースが無くなっている状態でも行われていた。
そう、フォーメーション最後列のメンバーの背後には、ほとんどスペースが無いのだ。ステージ最後方は崖っぷちのようなものだ。そこをどうやって通り抜けていたのか?

モーニング娘。のメンバーは、ステージ後方に接続された足場(大きさは畳半畳ほど?)を、飛び石のように使っていたのだ。
えりぽんは、この足場にピョン!と片足で跳び乗ったかと思うと、そのままピョン!と片足で踏み切って跳んで反対側へと抜けて行った。まるで三段跳び、いや二段跳びである。ここで一歩間違えば、ステージ後方へ転落してしまう。
フォーメーションの裏側では、こんな危険な移動が行われていたのだ。ステージ後方の落差(段差)がどれ位あるのかは分からなかったが、椅子の上から落下しても大怪我に至るケースもある。決して楽観は出来ない状況と言える。
ちなみに、上記の画像の引用元の動画は、こちら。
『モーニング娘。12期メンバー加入に関する予想と考察(あるいは新生モーニング娘。の弱点)』という記事で、
「12期を何人加入させるかに関しては、1人か2人だと予想する。
れいな卒業後の人数として、11人から12人ということだ。」
と書いたのは、こういう理由による。
さて、コンサートそのものの感想も簡単に述べておこう。
オープニングアクトのJuice=Juiceは、想像以上の完成度。今すぐにメジャーデビューさせても問題が無いレベルだと感じた。個人的には、あーりーこと植村あかりのビジュアルが飛び抜けて良かった。和風の美人なのに、手脚が長くてスタイリッシュ。ソロDVDや写真集が出たら、絶対に買うと思う。
12期メンバーオーディション発表のシーンでは、主に小田ちゃんに注目していた。まぁ、モー娘。では小田ちゃんイチ推しなので、ステージに小田ちゃんがいるときは大抵注目しているのだが。
小田ちゃんは、本当に嫌そうな様子だった。双眼鏡の倍率を上げて見ると、それが「顔に出ている」状態だった。11期の自分が、やっとコンサートツアーに参加できたと思ったら、その初日に12期募集がサプライズ告知されたのだ。中学2年生の少女として、普通の反応だと思う。
ただ、12期が実際に加入してしまえば、加入間隔が短かった9期と10期が“9期10期”と纏めて呼ばれることがあるように、11期と12期は“11期12期”というように括られることもあるだろう。同期のいない小田ちゃんにとって初めての後輩となる12期は、直近の先輩である10期より近い存在になるような気がする。
『大好きだから絶対に許さない』で、小田ちゃんとりほりほが似た衣装を着ていたので、これは何か意味があるなと思っていたら、『なには友あれ!』でその意味を理解した。『彼と一緒にお店がしたい!』のコンセプトの衣装だったのだ。
『彼と一緒にお店がしたい!』は6期をフィーチャーした曲であり、6期2人の名前を冠した今回のツアーにとって、ある意味テーマソングと言えるかも知れない。『Ambitious!野心的でいいじゃん』から始まったメドレーのラストは、『彼と一緒にお店がしたい!』だった。
楽曲におけるメンバーのパフォーマンスで一番印象に残ったのは、実は、まーちゃん。しかも、れいなの『Rockの定義』におけるバックダンサー時のパフォーマンスである。
このときのまーちゃんは、そりゃもう気合入りまくりで凛々しかった。表情はナチュラルにキメキメだし、まるで別人。しかも、マイクもヘッドセットも無いのに要所要所で歌っていた。当然まーちゃんの歌声は聴こえないのだが、ヤル気満々なのは十分に伝わってきた。きっとまーちゃんは、れいなが卒業したら、この曲を貰う気なのだ。
小田ちゃん推しの私としては、れいなが卒業したら、れいなのパートをゴッソリ小田ちゃんに持っていって貰いたい。新曲の2曲は、歌割が比較的バラけてきているという印象で、もちろんそれも悪くはないのだが…。
いずれにせよ、メインボーカルのれいなが抜けたら、モー娘。の歌の印象は、かなり変わる筈だ。6期抜きで歌われた『ピョコピョコ ウルトラ』は、ほとんど参考にならなかった。この点に関しては、まだまだ未知数である。
モーニング娘。12期メンバー加入に関する予想と考察(あるいは新生モーニング娘。の弱点)
モーニング娘。12期メンバー加入に関する予想と考察(あるいは新生モーニング娘。の弱点)
アサヤン時代からモーニング娘。を見続けている私は、「モー娘。は毎年のように新メンバーのオーディションをしているのが普通の状態」なのだと認識している。事実、モーニング娘。は、結成からの9年間、2003年を除いて毎年追加メンバーオーディションを行ってきた。
1997年 モーニング娘。結成
1998年 2期メンバーオーディション
1999年 3期メンバーオーディション
2000年 4期メンバーオーディション
2001年 5期メンバーオーディション
2002年 6期メンバーオーディション
2003年 ―
2004年 7期メンバーオーディション(合格者なし)
2005年 7期メンバーオーディション
2006年 8期メンバーオーディション
2007年 ―
2008年 ―
2009年 ―
2010年 9期メンバーオーディション
2011年 10期メンバーオーディション
2012年 11期メンバーオーディション
2013年 12期メンバーオーディション
だから、3年連続でオーディションが行われなかった当時は、
「モー娘。も変わったな」あるいは「モー娘。も遂に解散かな」
と思えたものだ。
こういったモー娘。の歴史を知らない比較的新しいファンの中には、今回の12期メンバーオーディションを否定的に捉えている人もいるようだが、本来モー娘。は毎年のようにオーディションをしているのが普通であり、それをファンが楽しむことも普通のことなのだ。
もっとも、9期加入以降にモー娘。のファンになった、いわゆる「新規のファン」は、モーニング娘。が毎年オーディションをするのは普通なのだと受け止めていることだろう。
こういう現状からも、「モーニング娘。は、1周回って最初の状態に戻った」と感じている次第だ。
さて、前置きはこのぐらいにして、本題に入ろう。
12期メンバーには、どんなことが求められるのだろうか?
先ずは逆に、「求められないこと」について書いてみよう。「戦略とは、“何をするか”ではなく、“何をしないか”を決めること」だと、どこかで読んだことがある…
【歌唱力に関しては、それほど高くなくても大丈夫】
れいなか抜けた穴は、小田ちゃんが埋めるから心配ない。れいな卒業後のモー娘。のメインボーカルは、小田ちゃんで良いのだ。サブとしては、まーちゃんと香音。更にその脇を、りほりほとフクちゃんが固める。この3層構造で、歌唱に関しては十分いける。
だから歌唱力に関しては、12期メンバーは「その他大勢」でも問題ない。もちろん、小田ちゃんとツートップを組めるような歌唱力も持った人材が入ってくれれば、それに越したことはないのだが。
【ヤンキーキャラは、特に必要ない】
金髪のメンバーがいなくなるのは、モー娘。の個性が一つ失われることになるので惜しい気もしていた。しかし、最近えりぽんが茶髪にしたことから、この懸念は払拭された。高校生になったえりぽんは、どんどん金髪化が進むと私は予想している。そう、えりぽんは金髪キャラとなるのだ。
また、れいなを慕っている“くどぅー”こと工藤遥は、まだ中学生なので髪を染めてはいないものの、その内面はれいな以上のヤンキーである。今、くどぅーは少年キャラをやっているが、それを続けられるのもあと1年程度だろう(身体がどんどん女性的になってきている為)。少年キャラを卒業したくどぅーは、ヤンキー美少女キャラとなるのが自然な流れなのだ。
つまり、れいな脱退に対する補完は現メンバーで十分に可能であり、そういった要素を新メンバーに求める必要はない。となると、新メンバーに求められるのは…
【近い将来、さゆが卒業した際、その穴を埋められる人材】
である。私は以前、 『モーニング娘。11期メンバー加入に関する希望と考察』 という記事で、「ハロプロ研修生からモーニング娘。新メンバーが選ばれるとすれば、たなぴょん(田辺奈菜美)が有力である」と書いた。これに関しては、今回の12期オーディションに関しても同様である。
だから、別の記事で「Juice=Juiceに続く、第2のハロプロ研修生内新ユニット」を考えたときも、その構想からたなぴょんを外している(その記事は → こちら )。
たなぴょんがモー娘。の12期として加入した場合に一つ心配なのは、次期リーダーとなる可能性の高いフクちゃんが、たなぴょんを溺愛しているらしいという点である。でもまぁ、さゆもリーダーになる以前、当時の新メンバーだったりほりほを溺愛していたが、リーダーとなった現在はそれ程でもない。フクちゃんとたなぴょんのケースも、多分大丈夫だろう。
モーニング娘。新メンバーに求められる条件にして、モーニング娘。の新しい弱点。それは、
【フォーメーションダンスに特化したモー娘。に最初から付いていけること】
である。「モーニング娘。は、1周回って最初の状態に戻った」と前述したが、全く同じところに戻ってきたわけではないのだ。
結成当初のモーニング娘。は、ソロシンガーのオーディションに落選した者の集団だった。落選したとは言っても、最終選考まで残ったいわゆるファイナリスト達であり、全員が高い歌唱力、あるいはその素質を持っていた。「スタート時点で、既に高い歌唱力を持つ」ことがモー娘。の強みであり、確か4期のオーディションまでは一定以上の歌唱力を既に有していることが強く求められていたように記憶している。
現在のモーニング娘。は、フォーメーションダンスに特化したアイドルグループとしての地位を固めている最中である。他のアイドルグループがやっていない、あるいは真似できないような高度なフォーメーションダンスが、モー娘。の強みとなっているのだ。そしてこの強みが、新生モーニング娘。の弱点にもなっている。
歌の上手いグループに、歌の下手な新メンバーが加入した場合でも、そのメンバーにソロパートを与えなければ、特に悪目立ちすることはない。歌の上手いグループ全体のクオリティを下げることにはならずに済むのだ。
しかし、フォーメーションダンスを売りにしているグループに、ダンスの下手な新メンバーが加入した場合は、そんなメンバーであってもフォーメーションに組み込まざるを得ない。ダンスが下手な新メンバーがフォーメーションに加わったら、その新メンバーが悪目立ちすることは勿論、ダンスフォーメーションを売りにしているグループ全体のクオリティを下げることになってしまう。
事実上、今のモー娘。は、ダンスの素人は加入できないグループになっているのだ。
また、今のモー娘。は比較的身長が低いメンバーで構成されているので、余程ダンスが上手くない限り、身長が165cm以上あるメンバーを新規加入させることは難しいだろう。
もっとも、これは裏を返せば、高身長でダンスが上手いメンバーを1名新メンバーとして加入させれば、一気にダンスにおけるセンターとして活躍させられるということでもあるのだが。例えば、℃-uteの舞美を今のモー娘。に加入させたら、即、ダンスにおけるエースとなること請け合いである。
なお、12期を何人加入させるかに関しては、1人か2人だと予想する。
れいな卒業後の人数として、11人から12人ということだ。
これは、モー娘。のコンサートをオリンパスホール八王子で鑑賞した際に思ったというか気付いたことなので、別項のコンサート記事に具体的な画像を添えて説明したい。
つらつらと書き連ねてきたが、結論としては、こんなところである。
・ハロプロ研修生枠として1名…たなぴょん(田辺奈菜美)
・ダンス即戦力枠として1名…研修生ではない一般応募者
2回続けて一般応募者からの合格者がゼロということでは、次回以降のオーディションに対する一般応募者のモチベーションが下がってしまう。もちろん、今回のオーディションで相応の人材が見つからなければそれも止む無しなのだが、モー娘。の人気が回復傾向にある今なら、良い結果が期待できると思う。
個人的には、AKB系列に所属していた若手有望株が、「ライブで生歌を歌いたいので、事務所を辞めてこっちに応募しました!」…などといった展開をみてみたいのだが。
また、Juice=Juiceに選ばれなかったハロプロ研修生は、モー娘。の12期になりたいと思っている人が多いのか、それとも第2のハロプロ研修生内新ユニットに選ばれたいと思っている人が多いのかも気になるところだ。近い将来の、さゆが卒業した後のモー娘。に本当に未来があるかどうかは誰にも分からないだけに、難しい選択だと思う。
アサヤン時代からモーニング娘。を見続けている私は、「モー娘。は毎年のように新メンバーのオーディションをしているのが普通の状態」なのだと認識している。事実、モーニング娘。は、結成からの9年間、2003年を除いて毎年追加メンバーオーディションを行ってきた。
1997年 モーニング娘。結成
1998年 2期メンバーオーディション
1999年 3期メンバーオーディション
2000年 4期メンバーオーディション
2001年 5期メンバーオーディション
2002年 6期メンバーオーディション
2003年 ―
2004年 7期メンバーオーディション(合格者なし)
2005年 7期メンバーオーディション
2006年 8期メンバーオーディション
2007年 ―
2008年 ―
2009年 ―
2010年 9期メンバーオーディション
2011年 10期メンバーオーディション
2012年 11期メンバーオーディション
2013年 12期メンバーオーディション
だから、3年連続でオーディションが行われなかった当時は、
「モー娘。も変わったな」あるいは「モー娘。も遂に解散かな」
と思えたものだ。
こういったモー娘。の歴史を知らない比較的新しいファンの中には、今回の12期メンバーオーディションを否定的に捉えている人もいるようだが、本来モー娘。は毎年のようにオーディションをしているのが普通であり、それをファンが楽しむことも普通のことなのだ。
もっとも、9期加入以降にモー娘。のファンになった、いわゆる「新規のファン」は、モーニング娘。が毎年オーディションをするのは普通なのだと受け止めていることだろう。
こういう現状からも、「モーニング娘。は、1周回って最初の状態に戻った」と感じている次第だ。
さて、前置きはこのぐらいにして、本題に入ろう。
12期メンバーには、どんなことが求められるのだろうか?
先ずは逆に、「求められないこと」について書いてみよう。「戦略とは、“何をするか”ではなく、“何をしないか”を決めること」だと、どこかで読んだことがある…
【歌唱力に関しては、それほど高くなくても大丈夫】
れいなか抜けた穴は、小田ちゃんが埋めるから心配ない。れいな卒業後のモー娘。のメインボーカルは、小田ちゃんで良いのだ。サブとしては、まーちゃんと香音。更にその脇を、りほりほとフクちゃんが固める。この3層構造で、歌唱に関しては十分いける。
だから歌唱力に関しては、12期メンバーは「その他大勢」でも問題ない。もちろん、小田ちゃんとツートップを組めるような歌唱力も持った人材が入ってくれれば、それに越したことはないのだが。
【ヤンキーキャラは、特に必要ない】
金髪のメンバーがいなくなるのは、モー娘。の個性が一つ失われることになるので惜しい気もしていた。しかし、最近えりぽんが茶髪にしたことから、この懸念は払拭された。高校生になったえりぽんは、どんどん金髪化が進むと私は予想している。そう、えりぽんは金髪キャラとなるのだ。
また、れいなを慕っている“くどぅー”こと工藤遥は、まだ中学生なので髪を染めてはいないものの、その内面はれいな以上のヤンキーである。今、くどぅーは少年キャラをやっているが、それを続けられるのもあと1年程度だろう(身体がどんどん女性的になってきている為)。少年キャラを卒業したくどぅーは、ヤンキー美少女キャラとなるのが自然な流れなのだ。
つまり、れいな脱退に対する補完は現メンバーで十分に可能であり、そういった要素を新メンバーに求める必要はない。となると、新メンバーに求められるのは…
【近い将来、さゆが卒業した際、その穴を埋められる人材】
である。私は以前、 『モーニング娘。11期メンバー加入に関する希望と考察』 という記事で、「ハロプロ研修生からモーニング娘。新メンバーが選ばれるとすれば、たなぴょん(田辺奈菜美)が有力である」と書いた。これに関しては、今回の12期オーディションに関しても同様である。
だから、別の記事で「Juice=Juiceに続く、第2のハロプロ研修生内新ユニット」を考えたときも、その構想からたなぴょんを外している(その記事は → こちら )。
たなぴょんがモー娘。の12期として加入した場合に一つ心配なのは、次期リーダーとなる可能性の高いフクちゃんが、たなぴょんを溺愛しているらしいという点である。でもまぁ、さゆもリーダーになる以前、当時の新メンバーだったりほりほを溺愛していたが、リーダーとなった現在はそれ程でもない。フクちゃんとたなぴょんのケースも、多分大丈夫だろう。
モーニング娘。新メンバーに求められる条件にして、モーニング娘。の新しい弱点。それは、
【フォーメーションダンスに特化したモー娘。に最初から付いていけること】
である。「モーニング娘。は、1周回って最初の状態に戻った」と前述したが、全く同じところに戻ってきたわけではないのだ。
結成当初のモーニング娘。は、ソロシンガーのオーディションに落選した者の集団だった。落選したとは言っても、最終選考まで残ったいわゆるファイナリスト達であり、全員が高い歌唱力、あるいはその素質を持っていた。「スタート時点で、既に高い歌唱力を持つ」ことがモー娘。の強みであり、確か4期のオーディションまでは一定以上の歌唱力を既に有していることが強く求められていたように記憶している。
現在のモーニング娘。は、フォーメーションダンスに特化したアイドルグループとしての地位を固めている最中である。他のアイドルグループがやっていない、あるいは真似できないような高度なフォーメーションダンスが、モー娘。の強みとなっているのだ。そしてこの強みが、新生モーニング娘。の弱点にもなっている。
歌の上手いグループに、歌の下手な新メンバーが加入した場合でも、そのメンバーにソロパートを与えなければ、特に悪目立ちすることはない。歌の上手いグループ全体のクオリティを下げることにはならずに済むのだ。
しかし、フォーメーションダンスを売りにしているグループに、ダンスの下手な新メンバーが加入した場合は、そんなメンバーであってもフォーメーションに組み込まざるを得ない。ダンスが下手な新メンバーがフォーメーションに加わったら、その新メンバーが悪目立ちすることは勿論、ダンスフォーメーションを売りにしているグループ全体のクオリティを下げることになってしまう。
事実上、今のモー娘。は、ダンスの素人は加入できないグループになっているのだ。
また、今のモー娘。は比較的身長が低いメンバーで構成されているので、余程ダンスが上手くない限り、身長が165cm以上あるメンバーを新規加入させることは難しいだろう。
もっとも、これは裏を返せば、高身長でダンスが上手いメンバーを1名新メンバーとして加入させれば、一気にダンスにおけるセンターとして活躍させられるということでもあるのだが。例えば、℃-uteの舞美を今のモー娘。に加入させたら、即、ダンスにおけるエースとなること請け合いである。
なお、12期を何人加入させるかに関しては、1人か2人だと予想する。
れいな卒業後の人数として、11人から12人ということだ。
これは、モー娘。のコンサートをオリンパスホール八王子で鑑賞した際に思ったというか気付いたことなので、別項のコンサート記事に具体的な画像を添えて説明したい。
つらつらと書き連ねてきたが、結論としては、こんなところである。
・ハロプロ研修生枠として1名…たなぴょん(田辺奈菜美)
・ダンス即戦力枠として1名…研修生ではない一般応募者
2回続けて一般応募者からの合格者がゼロということでは、次回以降のオーディションに対する一般応募者のモチベーションが下がってしまう。もちろん、今回のオーディションで相応の人材が見つからなければそれも止む無しなのだが、モー娘。の人気が回復傾向にある今なら、良い結果が期待できると思う。
個人的には、AKB系列に所属していた若手有望株が、「ライブで生歌を歌いたいので、事務所を辞めてこっちに応募しました!」…などといった展開をみてみたいのだが。
また、Juice=Juiceに選ばれなかったハロプロ研修生は、モー娘。の12期になりたいと思っている人が多いのか、それとも第2のハロプロ研修生内新ユニットに選ばれたいと思っている人が多いのかも気になるところだ。近い将来の、さゆが卒業した後のモー娘。に本当に未来があるかどうかは誰にも分からないだけに、難しい選択だと思う。
Juice=Juiceに続く、第2のハロプロ研修生内新ユニットについて考える
Juice=Juiceに続く、第2のハロプロ研修生内新ユニットについて考える
Juice=Juiceがスマイレージの二の舞とならぬよう、遅くとも年内に次なるハロプロ研修生内新ユニットが発表されなければならない(その理由に関しては → こちら )。
ここで、そのハロプロ研修生内新ユニット第2弾となるグループについて考えてみる。(“予想”ではなく、飽く迄も自分なりの“考え”である)
ただし現時点では、「第2のハロプロ研修生内新ユニット」と「モーニング娘。12期メンバー」を切り離して考えることは出来ない。最初に、この点に関してある程度結論を出してしまおう。
先ず、Juice=Juiceのメンバーは、モーニング娘。12期メンバーに選ばれないことを前提とする。
もちろん、これが正しいかどうかは、モーニング娘。12期メンバーが決定するまでは分からない。フクちゃんの例もあるし、もしかしたら、Juice=Juiceの“あーりー”こと植村あかりが、土壇場で12期のメンバーとして追加発表されるかも知れない。そういうドンデン返しも予想しつつも、ここではそういうパターンを除外して考える。
そういう前提を踏まえて、ハロプロ研修生からモーニング娘。12期メンバーが選ばれるとすれば、可能性が一番高いのは、たなぴょん(田辺奈菜美)だと思う。その理由に関しては、 『モーニング娘。11期メンバー加入に関する希望と考察』 で書いたので、ここでは繰り返さない。
よって、この項では、たなぴょん(田辺奈菜美)を、「第2のハロプロ研修生内新ユニット」の構想から外す。
なお、研修生ファンではない(研修生イベントには、エッグ時代も含め、たった一度しか参加していない)私が、こんなことを語るのは僭越である。だが、ベリキューを早くハロプロから卒業させたいという思い(詳しくは → こちら )から、こうしていることをご理解頂きたい。そして、佐保ちゃん(エッグ時)・たなぴょん目当てで真野ちゃんのコンサートに何度か足を運んでいたことも、ついでに白状しておきたい(マノフレの風上にも置けない客であったが、流石に卒業コンサートに関しては参加を自粛した)。
さて、本題である。
私が選ぶ次のハロプロ研修生内新ユニットは、以下の通り。コンセプトは、“陰と陽”の組み合わせによるラテン系楽曲グループである。
金子りえ(りっちゃん)
吉橋くるみ(くるみん)
小川麗奈(れなこ)
浜浦彩乃(はまちゃん)
室田瑞希(むろたん)
あと1名加えて6人編成にしたいところだが、知識が不足していて選べない。
いずれにせよ、このグループの2トップは、りっちゃん(金子りえ)&くるみん(吉橋くるみ)である。当然ながら、“陰”=りっちゃん、“陽”=くるみん、である。
このメンバーで、ラテン系の楽曲をメインにした活動をして欲しい。
くるみんには天性の明るさがあり、正にアイドルの王道を行く素質を持っている。ごく自然にラテン系の楽曲を歌いこなせるだろう。
りっちゃん、れなこ(小川麗奈)は、天性の陰りを持った美人である。その美しさ潜む暗さによって、ラテン系楽曲の明るさをより引き立たせることが出来ると思う。
ハロプロ研修生内新ユニットとスマイレージが決定的に違う点は、挫折の経験の有無である。
挫折を知らないままデビューしたスマイレージは、デビューした後に大きな挫折を経験することになった。
ハロプロ研修生内新ユニットであるJuice=Juiceには、何度も挫折を経験したメンバーが含まれている。
Juice=Juiceに選ばれなかったメンバーは全員、その時点で既に1度挫折を味わっている。
Juice=Juiceの件を除いても、りっちゃんはフクちゃんの同期で下積みが長いし、はまちゃん、むろたんもオーディションに落選した経験を持っている。
挫折を経験した者が必ず成功するとは限らないが、成功した者の多くはその前に挫折を味わっているのではないだろうか。
Juice=Juiceと、それに続く第2のハロプロ研修生内新ユニット。それらが良きライバル関係を築き、競い合い、10年の長きに渡って成長し続けていくことを期待している。
Juice=Juiceがスマイレージの二の舞とならぬよう、遅くとも年内に次なるハロプロ研修生内新ユニットが発表されなければならない(その理由に関しては → こちら )。
ここで、そのハロプロ研修生内新ユニット第2弾となるグループについて考えてみる。(“予想”ではなく、飽く迄も自分なりの“考え”である)
ただし現時点では、「第2のハロプロ研修生内新ユニット」と「モーニング娘。12期メンバー」を切り離して考えることは出来ない。最初に、この点に関してある程度結論を出してしまおう。
先ず、Juice=Juiceのメンバーは、モーニング娘。12期メンバーに選ばれないことを前提とする。
もちろん、これが正しいかどうかは、モーニング娘。12期メンバーが決定するまでは分からない。フクちゃんの例もあるし、もしかしたら、Juice=Juiceの“あーりー”こと植村あかりが、土壇場で12期のメンバーとして追加発表されるかも知れない。そういうドンデン返しも予想しつつも、ここではそういうパターンを除外して考える。
そういう前提を踏まえて、ハロプロ研修生からモーニング娘。12期メンバーが選ばれるとすれば、可能性が一番高いのは、たなぴょん(田辺奈菜美)だと思う。その理由に関しては、 『モーニング娘。11期メンバー加入に関する希望と考察』 で書いたので、ここでは繰り返さない。
よって、この項では、たなぴょん(田辺奈菜美)を、「第2のハロプロ研修生内新ユニット」の構想から外す。
なお、研修生ファンではない(研修生イベントには、エッグ時代も含め、たった一度しか参加していない)私が、こんなことを語るのは僭越である。だが、ベリキューを早くハロプロから卒業させたいという思い(詳しくは → こちら )から、こうしていることをご理解頂きたい。そして、佐保ちゃん(エッグ時)・たなぴょん目当てで真野ちゃんのコンサートに何度か足を運んでいたことも、ついでに白状しておきたい(マノフレの風上にも置けない客であったが、流石に卒業コンサートに関しては参加を自粛した)。
さて、本題である。
私が選ぶ次のハロプロ研修生内新ユニットは、以下の通り。コンセプトは、“陰と陽”の組み合わせによるラテン系楽曲グループである。
金子りえ(りっちゃん)
吉橋くるみ(くるみん)
小川麗奈(れなこ)
浜浦彩乃(はまちゃん)
室田瑞希(むろたん)
あと1名加えて6人編成にしたいところだが、知識が不足していて選べない。
いずれにせよ、このグループの2トップは、りっちゃん(金子りえ)&くるみん(吉橋くるみ)である。当然ながら、“陰”=りっちゃん、“陽”=くるみん、である。
このメンバーで、ラテン系の楽曲をメインにした活動をして欲しい。
くるみんには天性の明るさがあり、正にアイドルの王道を行く素質を持っている。ごく自然にラテン系の楽曲を歌いこなせるだろう。
りっちゃん、れなこ(小川麗奈)は、天性の陰りを持った美人である。その美しさ潜む暗さによって、ラテン系楽曲の明るさをより引き立たせることが出来ると思う。
ハロプロ研修生内新ユニットとスマイレージが決定的に違う点は、挫折の経験の有無である。
挫折を知らないままデビューしたスマイレージは、デビューした後に大きな挫折を経験することになった。
ハロプロ研修生内新ユニットであるJuice=Juiceには、何度も挫折を経験したメンバーが含まれている。
Juice=Juiceに選ばれなかったメンバーは全員、その時点で既に1度挫折を味わっている。
Juice=Juiceの件を除いても、りっちゃんはフクちゃんの同期で下積みが長いし、はまちゃん、むろたんもオーディションに落選した経験を持っている。
挫折を経験した者が必ず成功するとは限らないが、成功した者の多くはその前に挫折を味わっているのではないだろうか。
Juice=Juiceと、それに続く第2のハロプロ研修生内新ユニット。それらが良きライバル関係を築き、競い合い、10年の長きに渡って成長し続けていくことを期待している。
スマイレージの失敗から学べ! ハロプロ研修生内新ユニットの未来!!(その2)
スマイレージの失敗から学べ! ハロプロ研修生内新ユニットの未来!!(その2)
この記事は、前記事(→ こちら )の続きである。
ハロプロ研修生内新ユニットの第一弾、Juice=Juiceの1stインディーズシングル『私が言う前に抱きしめなきゃね』が発表された。私は先日、オリンパスホール八王子で、そのライブを鑑賞する機会を得た。Juice=Juiceが、モーニング娘。のコンサートに前座として出場したためである。
『私が言う前に抱きしめなきゃね』は、サックスの音色が印象的な、なかなかの良曲だ。インディーズ扱いではあるが、ハロプロのメジャーシングルと比べても全く遜色のない出来となっている。私は音楽に関しては素人なのだが、ジャズ(ガールズジャズ?)のテイストを感じた。そして、そのカラオケ音源(Instrumental)をどうしても聴きたくなり、CDを予約した。
もちろん、歌唱の方も悪くない。特に、“さゆべぇ”こと高木紗友希の歌唱力は、モーニング娘。9期10期11期・スマ2期メンバーの誰よりも優れているのではないかとさえ思えた。ハロプロエッグ(研修生)での下積みは、伊達ではないということだ。
さて、Juice=Juice、それに続くハロプロ研修生内新ユニットが成功し、ベリキュー(Berryz工房と℃-ute)を無事ハロプロから卒業させるには、どうしたら良いのか。
私が約2年前に書いた記事“ハロプロの今後を考える…スマイレージ編” (→ こちら )を振り返ってみよう。約2年前の私は、
「スマイレージは何故失敗したのか?」
という問いに、
「ハロプロの既存グループとの差別化が出来なかった為」
という答えを出している。
そう、現時点でも、成功しているアイドル(または女性アーティスト)は、他との差別化に成功しているのだ。
AKB … 総選挙というシステムをアイドルに取り入れた。AKB48が制服系統一衣装(可愛らしくて分かり易い)でスタートしたというビジュアル面も、当時は斬新であった。
ももクロ … 路上ライブで下積みを重ねたという物語性(これも一種のシステム)。戦隊系(特撮系)を連想させるケレン味たっぷりのパフォーマンスは、アイドルとしては特異で斬新。
Perfume … テクノポップに特化した女性ボーカルユニットで、高度なダンスパフォーマンス力も有するという稀有な存在。また、アイドル性も十分に持っている。
モーニング娘。が飽きられ、ハロプロ全体に閉塞感が漂っていたとき、総選挙という開放感を武器にしたアイドルグループであるAKB48が大躍進を遂げた。
そのAKBが「正統派アイドル」として躍進した一方で、ももクロは「非正統派アイドル」であることを武器にしてジワジワと成長を続けた。ももクロは、「正統派アイドル」には飽き足らないとする「非主流派層」を掻き集めることで成功したアイドルなのだ。
Perfumeのブレイクは、テクノポップに特化するという選択無しには有り得なかった。Perfumeが普通のアイドルとして活動し続けていたのなら、今頃は解散の憂き目に遭っていただろう。
では、Juice=Juice、それに続くハロプロ研修生内新ユニットは、他のアイドルとの差別化をどのように図っていけば良いのだろうか?
とりあえず、ハロプロ内とそれに近いアイドルの現状を見てみると、以下のようになる。
モーニング娘。 … このところ、フォーメーションダンスに特化したアイドルグループになりつつある。楽曲も最近はEDM(Electronic Dance Music)系統がメイン。
Berryz工房 … グループとしての統一性を無視した個性派集団。楽曲は、コミカル路線とセクシー(クール)路線の2パターンに大別できる。
℃-ute … アイドル界最強のダンスパフォーマンス集団。楽曲に特に傾向は無いが、ダンスパフォーマンスを存分に披露させるため、定期的にクール(セクシー)系の楽曲が来る。なお、ハロプロ中、最も露出度の高い衣装を着用することは一部で有名。
スマイレージ … 「日本一スカートの短いアイドル」という、風俗店並に下品なキャッチコピーを付けられたことは、スマイレージ失敗の原因の一つとなった。
また、最近ハロプロを卒業した真野恵里菜は、デビュー当初はピアノ演奏による差別化を試みていた。なお、真野ちゃんの卒業と入れ替わる形で別の人がピアノ担当になっているので、ハロプロ研修生内新ユニットにとって、ピアノ演奏という選択肢は無いと考えるべきだろう。
現時点で私がJuice=Juiceの強みとして認識している点は、歌唱力が比較的高いという点と、“あーりー”こと植村あかりの優れたビジュアル(和風美人であると同時に、手脚が長くてスタイリッシュ)である。
植村あかりの飛び抜けた美しさに関しては置いておくとして、歌唱力が比較的高いという点に着目すると、やはりジャズという要素が思い浮かぶ。ジャズの香りがする1stインディーズシングルでスタートしたのだから、このまま「ガールズジャズ」といった路線を進み、他のアイドルグループとの差別化を図って欲しい。
そして、ハロプロ研修生内新ユニットの第2弾は、ラテン系の楽曲をメインにすることで他のアイドルグループとの差別化を図って欲しい。
ラテン系の音楽をメインにした女性グループと言えば、2009年に活動休止(事実上の解散)したBON-BON BLANCO(ボンブラ)が挙げられる。ボンブラのようにバンドの体裁を取る必要はないが、マラカス等の扱いやすい楽器をギミック的に使用するのは有りだと思う。
まずは音楽性による差別化を提案してみた。それ以外では、二つあるハロプロ研修生内新ユニットのうち、一方を「ベリーズ系」グループ、もう一方を「℃-ute系」グループにしていったら面白いと思う。(現時点で個性がバラバラな感じがするJuice=Juiceは、「ベリーズ系」か?)
この辺りに関しては、別の項(ハロプロ研修生内新ユニットの第2弾を予想する項)で述べてみたい。
この記事は、前記事(→ こちら )の続きである。
ハロプロ研修生内新ユニットの第一弾、Juice=Juiceの1stインディーズシングル『私が言う前に抱きしめなきゃね』が発表された。私は先日、オリンパスホール八王子で、そのライブを鑑賞する機会を得た。Juice=Juiceが、モーニング娘。のコンサートに前座として出場したためである。
『私が言う前に抱きしめなきゃね』は、サックスの音色が印象的な、なかなかの良曲だ。インディーズ扱いではあるが、ハロプロのメジャーシングルと比べても全く遜色のない出来となっている。私は音楽に関しては素人なのだが、ジャズ(ガールズジャズ?)のテイストを感じた。そして、そのカラオケ音源(Instrumental)をどうしても聴きたくなり、CDを予約した。
もちろん、歌唱の方も悪くない。特に、“さゆべぇ”こと高木紗友希の歌唱力は、モーニング娘。9期10期11期・スマ2期メンバーの誰よりも優れているのではないかとさえ思えた。ハロプロエッグ(研修生)での下積みは、伊達ではないということだ。
さて、Juice=Juice、それに続くハロプロ研修生内新ユニットが成功し、ベリキュー(Berryz工房と℃-ute)を無事ハロプロから卒業させるには、どうしたら良いのか。
私が約2年前に書いた記事“ハロプロの今後を考える…スマイレージ編” (→ こちら )を振り返ってみよう。約2年前の私は、
「スマイレージは何故失敗したのか?」
という問いに、
「ハロプロの既存グループとの差別化が出来なかった為」
という答えを出している。
そう、現時点でも、成功しているアイドル(または女性アーティスト)は、他との差別化に成功しているのだ。
AKB … 総選挙というシステムをアイドルに取り入れた。AKB48が制服系統一衣装(可愛らしくて分かり易い)でスタートしたというビジュアル面も、当時は斬新であった。
ももクロ … 路上ライブで下積みを重ねたという物語性(これも一種のシステム)。戦隊系(特撮系)を連想させるケレン味たっぷりのパフォーマンスは、アイドルとしては特異で斬新。
Perfume … テクノポップに特化した女性ボーカルユニットで、高度なダンスパフォーマンス力も有するという稀有な存在。また、アイドル性も十分に持っている。
モーニング娘。が飽きられ、ハロプロ全体に閉塞感が漂っていたとき、総選挙という開放感を武器にしたアイドルグループであるAKB48が大躍進を遂げた。
そのAKBが「正統派アイドル」として躍進した一方で、ももクロは「非正統派アイドル」であることを武器にしてジワジワと成長を続けた。ももクロは、「正統派アイドル」には飽き足らないとする「非主流派層」を掻き集めることで成功したアイドルなのだ。
Perfumeのブレイクは、テクノポップに特化するという選択無しには有り得なかった。Perfumeが普通のアイドルとして活動し続けていたのなら、今頃は解散の憂き目に遭っていただろう。
では、Juice=Juice、それに続くハロプロ研修生内新ユニットは、他のアイドルとの差別化をどのように図っていけば良いのだろうか?
とりあえず、ハロプロ内とそれに近いアイドルの現状を見てみると、以下のようになる。
モーニング娘。 … このところ、フォーメーションダンスに特化したアイドルグループになりつつある。楽曲も最近はEDM(Electronic Dance Music)系統がメイン。
Berryz工房 … グループとしての統一性を無視した個性派集団。楽曲は、コミカル路線とセクシー(クール)路線の2パターンに大別できる。
℃-ute … アイドル界最強のダンスパフォーマンス集団。楽曲に特に傾向は無いが、ダンスパフォーマンスを存分に披露させるため、定期的にクール(セクシー)系の楽曲が来る。なお、ハロプロ中、最も露出度の高い衣装を着用することは一部で有名。
スマイレージ … 「日本一スカートの短いアイドル」という、風俗店並に下品なキャッチコピーを付けられたことは、スマイレージ失敗の原因の一つとなった。
また、最近ハロプロを卒業した真野恵里菜は、デビュー当初はピアノ演奏による差別化を試みていた。なお、真野ちゃんの卒業と入れ替わる形で別の人がピアノ担当になっているので、ハロプロ研修生内新ユニットにとって、ピアノ演奏という選択肢は無いと考えるべきだろう。
現時点で私がJuice=Juiceの強みとして認識している点は、歌唱力が比較的高いという点と、“あーりー”こと植村あかりの優れたビジュアル(和風美人であると同時に、手脚が長くてスタイリッシュ)である。
植村あかりの飛び抜けた美しさに関しては置いておくとして、歌唱力が比較的高いという点に着目すると、やはりジャズという要素が思い浮かぶ。ジャズの香りがする1stインディーズシングルでスタートしたのだから、このまま「ガールズジャズ」といった路線を進み、他のアイドルグループとの差別化を図って欲しい。
そして、ハロプロ研修生内新ユニットの第2弾は、ラテン系の楽曲をメインにすることで他のアイドルグループとの差別化を図って欲しい。
ラテン系の音楽をメインにした女性グループと言えば、2009年に活動休止(事実上の解散)したBON-BON BLANCO(ボンブラ)が挙げられる。ボンブラのようにバンドの体裁を取る必要はないが、マラカス等の扱いやすい楽器をギミック的に使用するのは有りだと思う。
まずは音楽性による差別化を提案してみた。それ以外では、二つあるハロプロ研修生内新ユニットのうち、一方を「ベリーズ系」グループ、もう一方を「℃-ute系」グループにしていったら面白いと思う。(現時点で個性がバラバラな感じがするJuice=Juiceは、「ベリーズ系」か?)
この辺りに関しては、別の項(ハロプロ研修生内新ユニットの第2弾を予想する項)で述べてみたい。