2012-03

“ベイガン”じゃなくて“ヴェイガン”が正しいみたいなんだけど

“ベイガン”じゃなくて“ヴェイガン”が正しいみたいなんだけど

 ネタばれ防止のため、極力TV放送(CM含む)以外からは情報を得ないようにしているから、火星圏人類が築き上げた国家のことを“ベイガン”と表記してきたけれど、“ヴェイガン”が正しいみたいですな。某所にレビューをupしようとしたときに気が付いた。

 面倒くさいので過去の記事は修正しませんが、新しい記事に関しては“ヴェイガン”と表記することにします。
 他にも間違った表記をしている固有名詞等があるかも知れませんが、上記と同様の対応をしていきます。ネタばれ防止は全てに優先するのだ!

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『機動戦士ガンダムAGE』第19話から第22話の感想(その4)

『機動戦士ガンダムAGE』第19話から第22話の感想(その4)

 『機動戦士ガンダムAGE』ブルーレイ(DVD)ディスクの第6巻に収録されると思われる、第19話から第22話までの感想を書いてみる。今回は第6巻の最終話となる第22話で、アセム編としては第7話。全50話だとすると次の巻では半ばを過ぎる。早いな~。

 第22話『ビッグリング絶対防衛戦』

 アセム編第7話にして、大きな山場を迎えた。ネタばれ無し(ごく初期を除く)で『ガンダムAGE』を観続けていて、本当に良かったと実感した。

 先ず興味深かったのが、ベイガンの最高指導者であるイゼル・カントがXラウンダーであるという描写がなされたことと、彼自身のXラウンダーに関する評価である。イゼル・カントは自分自身がXラウンダーであるにも関わらず、「人類の進化ではなく、むしろ退化である」とゼハートに語ったという。
 『ガンダムAGE』では、これまで地球圏側の見解として、Xラウンダーを人類の進化とは無関係な単なる特殊能力者として描いてきた。これは、ファーストガンダムにおいて、ニュータイプが開戦以前から「宇宙に進出したことによって進化した人類」と提唱されていたこととは対照的である。今回、ベイガン側はそれより更に一歩進んで「Xラウンダーは、むしろ人類の退化である」と語り、一見するとニュータイプに対するアンチテーゼを示したように映る。

 しかし、これは見様によっては、レビル将軍が「ニュータイプとは、戦争などしなくて済む人間のことだ」と戦場におけるニュータイプを否定したことに符合する。シャアもララァに対し「ニュータイプは、戦争が生んだ悲しい奇形かも知れんのだ」と自己否定的な可能性を吐露している。
 また、今回の回想シーンでは、イゼル・カントはXラウンダーの能力を用いてゼハートに意識の直接伝達を行っている。Xラウンダーには、意識の直接共有による誤解なき相互理解を可能にする進化した人類としての一面もあるのだ。今後、アセムがXラウンダーとして覚醒すれば、相互理解を拒んでいるゼハートとの意識の共有も有り得るのだろうか? しかし、アムロとシャアG、ニュータイプ同士であるにも関わらず、結局最後までお互いを理解し合えなかったことを考えると…

 戦闘シーンは圧巻だった。
 今まで張り続けてきた伏線が、幾重にも重なる対立の構図として開花した。
 司令官としてのゼハートとフリットの対立。
 パイロットとしてのゼハートとアセムの対立。
 フリットとデシルの因縁の対立。
 アセムとゼハート、フリットとデシルという2世代ライバルが、同じ戦場でパイロットとして交錯する。当然、アセムとデシル、フリットとゼハートとの間でも交戦状態となる。
 そこでは物理的な戦いが展開されるだけではなく、コクピット越しの激論が世代を超えて立体交差するのだ!
 これぞガンダムの、いや『ガンダムAGE』の醍醐味である。

 更に、戦闘が終了した後には、フリットとアセムの間で親子の対立が待っていた。
 ゼハートという友達との対立。
 フリットという父親との対立。
 対立と対立の狭間で、自分を見失いそうになるアセム。
 しかし、葛藤し、苦悩しているのはゼハートも同様だ。
 アセムという友達との対立。
 フリットという司令官との対立。
 デシルという兄との対立。
「アセム、次に合うときはお前を殺す。私が私であるためにもな…」
 独白のときにまで“私”という一人称を使い、心にまで仮面を被ってしまったかのようなゼハート。自分を見失いそうになっているのは、アセムだけではないことが分かる。

 “フリットとの対立”では、アセムとゼハートが同じ側に立っていることも見逃せない。それは、戦争を始めた大人達と、生まれるまえから戦争が始まっていた(生まれたときから戦争を押し付けられた)青年達との世代対立という構図でもあるのだ。
 こういった男達のドラマに、ヒロインであろうロマリーが、いつ、どう絡んでくるかも注目である。

『機動戦士ガンダムAGE』ブルーレイ(DVD)ディスクの第5巻の感想(レビュー用)

『機動戦士ガンダムAGE』ブルーレイ(DVD)ディスクの第5巻の感想(レビュー用)


フリット編最終話! ガンダムが真の救世主であるならば…

 第15話『その涙、宇宙に落ちて』

 フリット編の最終話。遂にUEの正体が明かされる。
 その時、TVの前の視聴者のほとんどが
「UEがノーラを襲撃した際、何故コロニーを一気に破壊しなかった(エネルギープラントを狙わなかった)のか? また、コロニーコアを使用した住民の脱出を阻止しなかったのは何故か」
という謎を思い出したことだろう。

 スパロー、タイタスという強化ウェアを立て続けに失い、“ただのガンダム”であるAGE-1ノーマルで要塞に突入するフリット。しかも、ヤーク・ドレの罠にかかり、閉ざされた空間で複数の敵と戦わざるを得なくなってしまう。それでも、鬼のような形相となったフリットの駆るAGE-1ノーマルは圧倒的な強さを見せ、初戦では完敗しているバクトすら鎧袖一触で撃破してしまう(バクトのパイロットの技量が同レベルであったかは不明だが)。
 私はそんなフリットを見て、思わず
「強くなったな、フリット! だが、それは本当にお前が望んでいた強さか?」
と問いかけてしまった。フリットが口にしていた“救世主”とは、“ひたすら強力な戦闘マシーン”のことだったのか?
 ガンダムが人類にとって真の救世主であるならば、火星圏人類であるベイガンにとっても救世主である筈だ。もっとも、フリットがそのことを理解するには状況が悪すぎ、フリット自身が若すぎたことは否めないのだが。



アセム編のスタートは『Ζガンダム』へのオマージュから

 第16話『馬小屋のガンダム』

 第15話で“UE(ベイガン)への復讐に燃える男”であるグルーデックが物語の舞台から退場したかと思ったら、25年後の舞台に“ベイガン殲滅に燃える男”となったフリットが再登場。かつて、グルーデックから“復讐を志す者同士”としての握手を求められても応じなかった少年が、まるでグルーデックの分身のような存在になってしまっている。これも“連なっている”という意味では、“憎しみの連鎖”だ。戦前と戦中の差には、“憎しみの連鎖”が生じているか否かという面もあるのかも知れない。
 
 フリット編のスタートには、コロニーの描写にファーストガンダムへのオマージュや、ファーストガンダムを超えるという意気込みを感じた。それに対し、アセム編のスタートには『Ζガンダム』へのオマージュを感じる。意気込みという部分では、『Ζガンダム』を超えるというよりも、そこでは描かれなかった部分を丁寧に描こうというところだろうか。
 『Ζガンダム』の主人公であるカミーユがプチモビルスーツ大会の優勝者であったことは、彼の過去の経歴として僅か1枚の写真と簡単な台詞で説明されただけである。“アセム編”では、正にそこにスポットを当てたところから物語が始まるのだ。

 しかも、アセム編で初めて登場するガンダムは、ガンダムAGE-2ではない。ガンダムMk-IIならぬ、ガンダムAGE-1のMk-II版(性能を向上させたAGE-1)なのだ。これは勿論『Ζガンダム』で初めて登場したガンダムがΖガンダムではなく、ガンダムMk-IIだったことを踏襲したパターンである。
 ガンダムが馬小屋から姿を現すのは、『ガンダムAGE』のガンダムが、救世主として語られる伝説のモビルスーツであることを示す演出であろう。同時に、『Ζガンダム』でカミーユが乗り込んだガンダムMk-II(3号機)が、天井の低い倉庫で無理矢理立ち上がって発進したシーンに対するオマージュにもなっている。もっとも、アセムの操縦するガンダムAGE-1は馬小屋を壊さないよう、天井を開けてもらってから発進しているのだが。



『Ζガンダム』・『ガンダムSEED』・『ガンダムAGE』、3世代のガンダムシリーズを繋ぐ展開

 第17話『友情と恋とモビルスーツ』

 “学園もの”としての『ガンダムAGE』アセム編、2話目。
 前話は『Ζガンダム』を連想させ、今回もそれは続いているのだが、それに加えて『ガンダムSEED』も思い起こさせる内容になってきた。『ガンダムSEED』の何を思い起こさせるのかと言えば、それは勿論キラとアスランの関係である。
 『ガンダムSEED』において、キラとアスランは幼馴染という設定になっているが、それは台詞やせいぜい数カットでの説明の域に留まっており、ちゃんとしたドラマとして描かれたことは無かった。エンディングで「あんなに一緒だったのに」と歌われてはいるものの、実際にキラとアスランが「どんな風に一緒だったのか」は、事実上割愛されていたのだ。

 アセムとゼハートに関しては、そういった部分が丁寧に描写されている。もっとも、アセムとゼハートは、キラとアスランのような幼馴染といった“台詞だけでもそれなりに伝わる便利な関係”ではないので、最低限でもこの程度の描写が必要になるのだとも言える。

 また、ゼハートは「主人公とは敵対する組織に所属し、ガンダムの奪取を目的としてコロニーに侵入した」という点においても『ガンダムSEED』のアスランと共通するキャラクターであるが、そもそも「ガンダムの奪取を目的としてコロニーに侵入する」というシチュエーションは、『Ζガンダム』に由来する。そういった見方をすれば、
 『Ζガンダム』
 『ガンダムSEED』
 『ガンダムAGE』
と、3世代のガンダムシリーズが繋がるわけで、これもある意味、ガンダムのAGEを描いているとも受け取れるのだ。



“学園もの”としての『ガンダムAGE』アセム編は、3話目にて結末

 第18話『卒業式の戦闘』

 第16話が“学園もの”としての「起」、第17話が「承~転」、第18話が「転~結」であり、アセム編の“第一部”は、必要最小限の構成になっている。その間に1年半の月日が流れており、アセムは18才となり、級友と共にハイスクールを卒業するのが、この回だ。

 ゼハートはベイガンであることをアセムに明かし、
「俺だと知って、お前は討てるのか!」
と問い質す。そして、「お前のような優しい奴は、戦うべきじゃない」と諭すゼハートの言葉がコロニーの青空に吸い込まれたところでこの回は終わる。そして、それに続くエンディングが、この回の一部のように映るのだ。

 エンディングはアセムの人生を振り返るような内容になっているが、今回のエンディングに関しては、ゼハートにも同様に振り返るべき人生があることを考えさせられる。
「お互い、違う世界に生まれてしまった」
と言うゼハートには、ゼハートの世界があるのだ。ゼハートは「俺には戦士として背負うものがある」と言った。アセムがアスノ家に生まれた男子としてガンダム(AGEシステム)を引き継ぐ宿命を背負っているように、ゼハートにも「譲ることが出来ない、戦う理由がある」のだと。

 3話をかけて、青春の1年半を共有した「アセムとその仲間達」(あるいは「ゼハートとその仲間達」)の物語の第一部は終了した。アセム個人にとっては、ここまでが“戦前”の物語であろう。ここまでは、アセムが乗り込むガンダムがガンダムAGA-1の性能向上型(『Ζガンダム』におけるガンダムMk-IIに相当)であったことも、アセム編のプロローグであることを印象付けている。

『TIGER & BUNNY』の虎徹のシャツとハンチング帽を飲み屋の女性にあげたんだけど

『TIGER & BUNNY』の虎徹のシャツとハンチング帽を飲み屋の女性にあげたんだけど

 帰省した際には必ず寄っている飲み屋のネーチャン(ネイサン・シーモアではない)の中に、『タイバニ』のファンがいた。過去形なのは、その女性が現時点では退店してしまっているからだ。これから書く話は、その女性がまだ在籍していたときのことである。

 私は、『TIGER & BUNNY』のオジサンこと、鏑木・T・虎徹のコスをするために衣装集めをしていた。数珠とズボンと靴はイメージの近い市販品を購入し、ハンチング帽・ベスト・ネクタイの3点セットは著作権をクリアしているバンダイ製のものを予約した。更に腕時計に関しても、バンダイファッションネットが発売している虎徹モデルを予約することが出来た。
 ちょっと苦労したのは、緑色の七分袖のシャツ。これはバンダイからは発売されておらず、市販品を探しても適当なものがなかったので、シャツのみをコスプレ業者に予約した。
 …とまぁ、ここまでは順調だった。

 しかし、予約していたバンダイ製の公式衣装が届くと、状況は変わった。
 ハ、ハ、ハンチング帽が小さくて被れない!(厳密には無理矢理被ることは出来るけれど、サマにならない) せっかくの公式グッズなのに!
 更に、予約していたコス業者製のグリーンの七分袖のシャツが届くと、状況は悪化した。
 これまた、小さくて着られない!(厳密には一応着ることは出来るけれど、肩幅も二の腕もキツキツで破れそう) サイズは「男性用L」なのに!

 仕方がないので、ハンチング帽とグリーンの七分袖のシャツは、別のコスプレ衣装業者から購入することにした。購入済みの虎徹のハンチング帽(バンダイ製)とシャツ(業者製)は使い道がなくなり、宙に浮くことになった。
 どうしよう? 捨てるのはもったいないし、オークションに出すのは面倒だ。
 そこで思い出したのが、帰省した際には必ず寄っている飲み屋のネーチャンこと、Tさんである。彼女は身長168cmで手脚が長く、ボンキュッボンな体形をしている。しかも、『エヴァ』や『タイバニ』が好きな腐女子…と言うかアニメファンなのだ。
 こう書くと嘘みたいに聞こえるが、本当にホントなのだ。ちなみに顔は美人と言うよりカワイイ系と言うかちょっとギャル系である。似ている芸能人に例えると、AKBのこじはるを、バストはそのままで全身を縦に伸ばしてスマートにした感じ。パッと見の印象としては、「あれ? 飲み屋にレースクイーンがいるぞ?」

 そうだ、あの『タイバニ』好きのTさんにプレゼントしちゃえばいいや。
 私は帰省の際、いつものように飲み屋に寄り、虎徹のハンチング帽(バンダイ製)とシャツ(業者製)、オマケに数珠(一般の市販品で、これまたサイズが小さくて自分には使えないもの)をTさんにプレゼントした。
 Tさんは予想以上に喜んでくれた。わざわざ裏に引っ込んでシャツを着替え、帽子や数珠も身に付けた状態で戻ってきた。サイズはどれもピッタリで、本当に似合っている。この件も、ここまでは良かった。
「帽子のサイズは合うと思ってたけど、シャツまでピッタリだとは思わなんだ」
「ボタンを嵌めるとき、ちょっと戸惑ったけど、サイズは全然問題ないわ」
「え?」
「ボタンの合わせが、女とは逆だから」
 そう言われるまで、私はそのことを完全に失念していたし、目の前で見ても気付かなかった。
「あ! じゃあ部屋着専用だね」
 私がプレゼントした虎徹シャツは、ボタンも全て普通のシャツに使われているものと同様だったので、普通のボタンダウンシャツとして普段着られると思っていたのだ。しかし、男物のシャツを女性が外で着るわけにはいかない…
「ううん、普段着として使うよ」
 Tさんは、真顔でケロリと言ってのけた。
「え、マズイんじゃないの、それは」
「大丈夫だってば。それにしても公式は高いねぇ~(ハンチング帽は値札が入った袋ごと渡したので、その値段のことを言っている)」
 Tさんの表情には何の迷いもない。ふざけている様子も全くない。
 うわー、どうしよ。今更「外で着るなら返して」とも言えないし…
 …まぁ、いいか。

 そんなわけで、私はその件に関して、それ以上言及しなかった。
 男物として製作されている虎徹シャツを、女性が着て普通に外出する。別に法律違反でも何でもない。虎徹シャツ自体には、著作権は発生していないんだし(虎徹シャツ単体には著作権を主張できるような要素がない)。
 七分袖のシャツを着て外を歩けるようになるのは、5月半ば以降かな?
 あなたは、街で虎徹シャツを着た身長168cmのスタイル抜群の若い女性を見かけたら、どう思いますか?
 ま、虎徹シャツということに気付く人なんて、3σなんだけどさ。私だって、1年後には気付かなくなっているんじゃないかしらん。

『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』の視聴者の健全度(腐女子が少ないという意味)は、コスプレを見れば分かる

『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』の視聴者の健全度(腐女子が少ないという意味)は、コスプレを見れば分かる

 大変喜ばしいことに、今、ガンダムからの腐女子離れが進んでいる。
 具体的には、『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』には、腐女子がほとんど付いていない。そう断言できるのは、私がコスプレイヤーだからである。

 ガンダムに関しては、コスプレを見れば、視聴者の健全度が大体分かる。
 男装レイヤーの中には、それなりの割合で腐女子が含まれているからだ。
 
 私がコスプレを始めたのは『ガンダム00』放送当時であるが、男装レイヤーの数は非常に多かった。最盛期には、コスプレ全体のランキングでも上位5位に入っていたように思う。流石に今現在はめっきり減っているが、それでもCureには、パッと見たところ毎日のようにコスプレ画像がupされている。
 
 コスプレ画像の総枚数は、Cureよりもコスプレイヤーズアーカイブの方が分かりやすい(ちなみに、会員でなくてもコスプレ画像を閲覧できる点も便利)。
 コスプレイヤーズアーカイブで、upされているコスプレ画像の総枚数をチェックしてみると、この記事を書いている時点では、以下のようになる。

『ガンダム00』…11910枚
『ガンダムUC(ユニコーン)』…112枚
『ガンダムAGE』…71枚
※コスプレ自体が衰退しているわけではないことを示すデータとして※
『TIGER&BUNNY』…27837枚

 文字通り桁違いである。
 『ガンダムUC(ユニコーン)』も『ガンダムAGE』も、コスプレ画像の数を比較すると『ガンダム00』の1%にも満たない。
 
 コスプレイヤーの90%は、男装レイヤーである。
 男装レイヤーの数は、腐女子の数に比例する。

 このことから、『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』の視聴者における腐女子の割合は、『ガンダム00』と比較すると極端に少ないと断言できる。

 『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』のファンは、安心しましょう。
 『ガンダムUC(ユニコーン)』を観ている、『ガンダムAGE』を観ていると公言しても、大丈夫です。腐女子だと勘違いされるおそれはほぼありません。

 ガンダムファンの方は、安心しましょう。
 今、ガンダムファンであると公言しても、腐女子だと勘違いされるおそれはほぼありません。

 ああ、良い時代だな。
 『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』という、腐女子に迎合しないガンダムが同時期にリリースされて、本当に良かった。OVAとTV放送のどちらか一方のガンダムが“腐向け”のレッテルを貼られると、ガンダムというカテゴリー自体が“腐向け”と称されてしまうこともあるからなぁ。
 本当に良い時代だ。ファーストガンダム本放送リアルタイム視聴世代の私は、今、心からそう思う。

『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』が、ガンダムから腐女子を大体駆逐してくれそうなので正直嬉しい

『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』が、ガンダムから腐女子を大体駆逐してくれそうなので正直嬉しい

 ファーストガンダム放送当時から(もっと遡れば『ライディーン』辺りからか?)、ファンの中に今で言う腐女子が紛れ込んでいたことは事実だろう。当時の『OUT』などは、本編の記事(読者投稿記事ではなく)として、そういった層に対する配慮をしていた。当時中学生だった私も、そういった記事を目にすることで、「こういう視点でガンダムを観ている輩もいるんだ」ということに気付いてはいた。
 その当時からいたような筋金入りの腐女子を、ガンダムから完全に排除することは不可能に近い。それは、プリキュアをエロアニメとして観ている男性視聴者を完全に排除できないのと同じだ。

 要は、作品としてのガンダム自体から「腐女子を意識しているのではないか」と思わせるような部分が無くなれば良い。
 ガンダムとは、リアリティのある戦争ドラマなのだ。
 リアリティのある戦争ドラマには、リアリティのあるキャラクター配置が必要だ。
 ドラマである以上、主要キャラに男女とも1名は美形キャラ(萌えキャラ)がいた方が良い。
 ゲストキャラ(サブキャラ)にも、男女とも1名程度美形キャラがいれば、物語に華を添えられる。
 しかし、そのレベルを逸脱して美形キャラが登場すると、戦争ドラマとしてのリアリティが崩壊する。戦場に、そんな都合よく美形キャラが大量に集まるワケないではないか。
 ドラマとしての必然性が無い美形キャラは、その存在自体が不自然であり、世界観からリアリティを奪う。自然な状態でのキャラクターの多様性が失われ、そこで描かれる世界は単一で特殊なものになる。当然、リアリティのある戦争ドラマは成立せず、いわゆる美少女アニメや美少年アニメのような、偏った、2次元特有の世界観を持った作品に傾いてしまう。

 『ガンダムSEED』は、基本的なストーリー自体はファーストガンダムをベースにしているだけあって良く出来ていたと思うが、キャラクター(ガンダムのインフレを含む)のせいで普遍的なリアリティを喪失していた。
 『ガンダム00』は、基本的なアイディア自体は良かったと思うが、やはりキャラクター(ガンダムのインフレを含む)のせいでリアリティが欠如しており、特にコンセプトを放棄した後半は勧善懲悪の美形キャラアニメにほぼ成り下がっていた。

 このままでは、ガンダムから普遍性が失われ、“腐女子向けの特殊な作品”というレッテルを貼られかねない状況にあると、私は危惧していた。
 しかし、『ガンダムUC(ユニコーン)』と『ガンダムAGE』が、ガンダムを原点へと回帰させてくれた。

 現在新作として提供されているガンダムは、OVA(『ガンダムUC(ユニコーン)』)も、TV放送(『ガンダムAGE』)も、不自然さは感じられない“健全なガンダム”である。
 『ガンダムUC(ユニコーン)』)の次のOVA新作ガンダムは、おそらく『ガンダムオリジン』であり、正に原点回帰となる。『ガンダムAGE』次のTV版新作ガンダムは、おそらく2014年か2015年頃になるだろう。

 つまり、2010年から4~5年の間は、新作ガンダムは腐女子に迎合しない状態が続くのだ。
 この間に、腐女子の大部分はガンダムから離れていくだろう。
 ガンダムからの“腐女子離れ”は、今正に現在進行中というわけだ。

 正直言って、本当に嬉しい。
 もちろん、単に喜んでいるだけではなく、『ガンダムUC(ユニコーン)』も『ガンダムAGE』もブルーレイやガンプラを買って、物理的に応援している。
 そして、商品を買うことでガンダムを支えることが出来ている現状が嬉しい。『ガンダム00』放送当時は、『ガンダム00』が商業的に成功して欲しくなかったから、買いたいガンプラがあっても我慢していたのだ…

『機動戦士ガンダムAGE』第19話から第22話の感想(その3)

『機動戦士ガンダムAGE』第19話から第22話の感想(その3)

 『機動戦士ガンダムAGE』ブルーレイ(DVD)ディスクの第6巻に収録されると思われる、第19話から第22話までの感想を書いてみる。

 第21話『立ちはだかる幻影』

 前回の予告編では“撃破されるガンダム”の映像が流れ、ショックを受けた。
 私はファーストガンダム本放送をリアルタイム視聴していた当時と同じ条件で『ガンダムAGE』を楽しもうとしているので、第21話を観るまでは録画した予告編をチェックしなかった。(ファーストガンダム本放送当時は、一般家庭にビデオは普及していなかったのだ)

 だから、1回だけ観た予告編の記憶だけで、1週間「あの撃破されたガンダムは何だったのだろう?」と考えていた。いろいろ考えた挙句、あの映像は
「ベイガンに奪われたAGE-1を、アセムの乗ったAGE-2が撃破した」シーンではないかと予想した。実際には、シチュエーションが合っていないどころか、撃破されていたのはAGE-1ではなくAGE-2だったわけである。
 実は私、ファーストガンダム本放送をリアルタイム視聴していた当時も、予告編を見て「ズゴックによってガンダムが撃破された」と勘違い(実際には、撃破されたのはガンダムではなくジム)して、1週間悶々と過ごしていたことがあるのだ。予告編に対する自分の反応から、自分の中でガンダムのAGEを実感することになった。

 冒頭、戦闘訓練シーンでダミー(バルーン)が登場。フリット編では登場しなかったダミーがアセム編で登場するという点では、ファーストガンダムと『Ζガンダム』の関係と同じである。
 バルーンダミーの展開と言えば、私は『逆襲のシャア』のイメージが強いのだが、『ΖΖ』ではどうだったのだろう? 『ΖΖ』の記憶が相当薄れてきているので、一度ちゃんと観直さなければなるまい。

 今回はマッドーナ工房が再登場し、そこの2代目も登場した。
 偉大な父を持つマッドーナ工房2代目は、職業こそ違えアセムと同じ境遇にある。しかし彼は、「父を越えることは出来なくても、自分なりに出来ることを追求する」という人生観に開眼していた。その彼が造り上げたシミュレータによって、フリットが自分の父と仮想対戦するという図式は面白い。マッドーナの息子の“成果”に乗り込んで、フリットの息子が“成果”を得ようと模索するのだ。

 親子関係が縦の繋がりだとすれば、親同士、子供同士の繋がりは横の繋がりである。
 『ガンダムAGE』は当初、「アスノ家3世代の物語」という縦の世界観が強調されていたが、世代ごとの横の繋がりが生み出す世界もあるのだ。そしてそれは、必ずしも明るい世界ばかりではない点にも注目しなければならない。

 ロマリーは、アセムが戦場でゼハートと再会したことに対して
「いいなぁ…」
と羨ましそうに呟いた。そんなロマリーを見て、アセムは愕然とする。
 ロマリーは、フリットとユリンの悲劇を知らない。おそらく、アセムも知らない。それでもアセムはロマリーの反応を目の前にして言葉を失った。
 果たして、悲劇は繰り返されるのか? 髪の色を見る限り、キオ・アスノの母親はロマリーであるように思えるのだが。

『機動戦士ガンダムAGE』第19話から第22話の感想(その2)

『機動戦士ガンダムAGE』第19話から第22話の感想(その2)

 『機動戦士ガンダムAGE』ブルーレイ(DVD)ディスクの第6巻に収録されると思われる、第19話から第22話までの感想を書いてみる。なお、ガンダムAGE-2が劇中に登場するのは、この巻における1話目、第19話からとなる。

 第20話『赤いモビルスーツ』

 先ず、意表を突かれたのはデシルの再登場。しかも、ゼハートの兄として。
 ゼハートが「ゼハート・ガレット」と名乗っていることには気付いていたが、何しろ、デシルとは髪の色が全然違う。『ガンダムAGE』では髪の色が血縁を示す記号となっているので、ゼハートはガレット姓であってもデシルとは赤の他人(ガレット姓は、地球圏潜入員のコードネームのようなもの?)だと思っていた
 デシルが33歳、ゼハートが19歳だとすると年齢差は14歳。兄弟として有り得ない差ではない。しかし、本当に血の繋がった兄弟なのか? それとも、Xラウンダーは全員兄弟扱いでガレット姓を名乗っているのか?

 また、デシルが7歳のときの性格のままでオッサンになっていたことにも驚かされた。第14話でフリットに完敗を喫したことで、デシルはトラウマを抱えるとか良心に目覚めるとかして大きく性格が変わった形で再登場を果たすと私は予想していたのだ。それがまさか、歳を取った以外は何も変わっていないとは…。

 デシルはゼハートと対立関係にある上、フリットとは因縁の間柄である。また、アセムとも対立する可能性が高い。
 つまり、フリットとゼハートの“司令官としての対立”の構図に、デシルは「フリットに対しては敵として対立する立場」で割り込み、「ゼハートに対しては同胞(兄弟)として対立する立場」で割り込むことになる。アセムとゼハートの“パイロットとしての対立”の構図に対しても同様だ。

 第19話で、ゼハートは司令官としてはフリットと対立し、パイロットとしてはアセムと対立するという、アスノ家に対して二重に対立するポジションに身を置くことになったわけだが、これにデシルが加わるのだから興味深い。
 かつてのガンダムのパイロットであるフリットは司令官になっており、現在のガンダムのパイロットはその息子であるアセム。デシルもまた、アスノ家に対して二重に(親子2代に渡って)対立するポジションに立つことになるのだ。

 また、フリットとアセムの親子も一種の対立関係(アセム視点でのライバル関係)にある。
 ファーストガンダムにおけるアムロとランバ・ラルは、「親子ほどの年齢差があるライバル関係」であった。フリットがヒゲを蓄えていることから、アセムとフリットの関係が、アムロとランバ・ラルの関係とどこか重なって見えるのも楽しい。

 そして、この回のハイスパットはガンダムAGE-2(アセム)とゼイドラ(ゼハート)の一騎打ち。それもビーム合戦ではなく、格闘戦主体なのが嬉しい。
 しかも、決して一方的な展開ではなかったとは言え、アセムの駆るガンダムAGE-2はゼハートが操るゼイドラに敗北を喫してしまう。ガンダムシリーズの中でも、ここまで明らかにガンダムが負けるのは珍しい。第18話でもアセムはガンダムAGE-1でゼハートのゼダスRに敗れており、これでゼハートに対しては2連敗である。機種は違えど、主人公がガンダムで2連敗。これは結構衝撃的である。

 面白いのは、この戦績に着目すると、シャアというキャラクターに近いのは、ゼハートではなくアセムであるということだ。シャアは、パイロット個人としてはともかく、作戦指揮官としてはガンダムに対して敗戦を重ねている。シャアは、実は負け続けているキャラクターなのだ。

 この回は、ファーストガンダムでも良く登場した食事シーンが描かれていたり、ミレースとウルフの小さな対立から二人の訳有りな過去が垣間見えたりして、内容が濃かった。これぞ“ガンダム”だ。

絶対外れる!『機動戦士ガンダムAGE』に関する謎・疑問・予想・願望を書きなぐる!!(その2)

絶対外れる!『機動戦士ガンダムAGE』に関する謎・疑問・予想・願望を書きなぐる!!(その2)
~ フリットは、“天使の落日”を利用して           
      地球人になりすましたベイガン国民なのではないか? ~

 『ガンダムAGE』は、ファーストガンダムの正当な後継者である。ファーストガンダム本放送リアルタイム視聴世代の私は今、そう思いながら『ガンダムAGE』を観ている。
 『ガンダムAGE』をファーストガンダムと同じ条件で楽しみたいので、録画した過去の放送分を観ることは出来るだけしないようにしている。ファーストガンダム本放送当時は、一般家庭にビデオなど普及していなかったのだ。

 そんなわけで、私が劇中の説明を単に見逃したり聞き逃したりしているだけの部分も含め、『ガンダムAGE』に関する謎やその答えの予想を書き殴ってみたい。
 先に断っておくが、『ガンダムAGE』に関する私の予測は絶対に外れる。今までしてきた予測は全て外れているし、これからもきっとそうに違いない。

 前置きが長くなったが、“『ガンダムAGE』の謎(疑問)・その3”
「フリットの父親の描写が無いのは何故? フリットが“天使の落日”の年に生まれているのは単なる偶然なのか?」

 以上の2点から、フリットの出生に関して疑念を抱いている視聴者は多いと思う。この疑念と、フリット編最終話におけるヤーク・ドレの台詞を重ね合わせると、私はこう思ってしまうわけです。

 絶対に外れる予想・その3
「フリットは0歳のときにアスノ家に引き取られたベイガン国民である」

 これは、ベイガンの統領、えーと何て名前だっけ(こういうときはビデオで確認)、そうそうイゼル・カントの計画とは何であるかという謎に対する予測にもなっている。

 “天使の落日”の本当の狙いは何かというと、それはコロニー“エンジェル”住民の殺害ではなく、多数のベイガン国民を地球圏コロニー住民になりすませること。大規模な潜入工作を成功させるために、コロニー崩壊をカムフラージュとして使ったのだ。
 例えば、コロニーの崩壊によって、実際にはコロニーの住民全員が死亡したとする。その現場に、ベイガン国民1000人が「崩壊するコロニーから何とか脱出できた住民」を装って潜入するわけだ。もちろん、年齢・性別・家族構成等は実際にコロニーに住んでいた住民にキッチリ合わせておく。こうして、実際には死んでしまっている住人になりすますことで、多数のベイガン国民が一度に潜入を果たすのである。

 特に0歳児なんかは、なりすまし(すり替わり)に打ってつけだろう。
 フリットは、0歳のときに「コロニーエンジェルから奇跡的に救出されたが、両親を含め親族は全員死亡した」ということでアスノ家に引き取られたのだが、実はベイガンの潜入工作員の一員だったというのが私の予測だ。もちろん、本来はベイガン国民の両親と一緒に潜入する手筈であり、アスノ家の養子になってしまったのは一種のアクシデントである。
 そして、フリットの“本当の両親”が生きていて…なんて展開になったら面白いと思うんだけど。
 まぁ、絶対に外れるでしょう。

 ここから膨らませて、ベイガンは崩壊させたコロニーから住人を多数救出しているんじゃないかという予測もしている。救出した住民は、潜入させたベイガン国民と入れ替わる形で火星圏へ連れて行かれるのだ。だから、グルーデックの家族は、実は火星圏で生きているのかも?

 あと、これも誰もが思っている疑問として、
“『ガンダムAGE』の謎(疑問)・その4”
「そもそも、AGEシステムを作ったのは誰なのか?」

が挙げられる。
 『ガンダムAGE』が始まった当初は、AGEシステムはファーストガンダムにおけるミノフスキー粒子同様、ある意味アンタッチャブルな存在なのだと思っていたが、最近の放送ではそうでもなくなってきている。
 ガンダムの胸部にあるという情報収集システムとしてのAGEシステムは、少なくともAGE-1とAGE-2の2機に存在しているわけだから、量産は可能だ。その一方で、AGEデバイスは1つしか存在していないらしく、AGE-1がAGEシステムから切り離した運用が可能になるように改造される理由もこの辺にあるようだ(AGEデバイスが1つしかないので、現状のままだとAGE-1とAGE-2を同時に起動できない)。そして、AGEビルダーも2台目の存在は確認されていない…と思う。
 
 うーん、どうなっていくんだろうね、AGEシステムは。
 マーチャンダイジングとしての面を考えると、AGEデバイスは『ガンダムAGE』が終了した後も使われていきそうな気がする。ガンダムゲームにおける標準機器みたいなポジション?
 戦隊ものでは、『ゴーカイジャー』終了後もレンジャーキーの商品展開が続いているし、ガンダムでも作品の垣根を越えた共通アイテムはあっても良いと思う。まぁ、既にハロはキャラクターとしてはそういう存在なんだけど。

 気になるのは、ゲイジングバトルにおけるカスタマイズ機能なんだよね。「ガフランのコアに、AGE-1ノーマルのウェア」といったフィギュアが、さりげなく載ってたりするんだわ。
 これに、
・ガンダムやAGEシステムの奪取を狙うベイガン
・AGE-1ノーマルの今後の運用
を絡めると、「AGE-1がベイガンに奪取されて、AGEシステムが不完全ながらベイガンでも使われるようになる」という展開になるのかな、と。
 そしてベイガンによって更なる進化を遂げたガンダムAGE-1が、ガンダムAGE-2と対決するとか…ヤダー、これは観たくない!

 『Ζガンダム』では、ガンダムは奪取されたけど、ガンダムVSガンダムという戦闘は、ほぼゼロだったよね?
 でも、『ガンダムSEED』では、それこそガンダムVSガンダム以外見所は無いといった状態だったし…
 ゲームでも、ガンダムVSガンダムが売りというか、日常茶飯事だもんなぁ。私はガンダム同士が戦うところなんて観たくないんだけど。

 あー、悩ましい。悩ましくなったところで、今回はお終い!

『機動戦士ガンダムAGE』第19話から第22話の感想(その1)

『機動戦士ガンダムAGE』第19話から第22話の感想(その1)

 『機動戦士ガンダムAGE』ブルーレイ(DVD)ディスクの第6巻に収録されると思われる、第19話から第22話までの感想を書いてみる。なお、アセム編としては、第4話から第7話までということになる。

 第19話『アセムの旅立ち』

 “学園もの”としての『ガンダムAGE』アセム編が終わり、“軍隊もの”としてのアセム編がスタート。
 こういう書き方をすると、アセム編は“軍隊もの”の次にも何かあるような気がしてくる。「学生編」がアセム編の“起”で、「軍隊編」が“承・転”、「除隊後編」が“結”とか…。TV版の『Ζガンダム』では、最後にカミーユが現実社会からドロップアウトしてしまっているから、アセムも軍隊からのドロップアウトぐらいはするかも?

 アセム編の第4話にして、フリット編に登場していたキャラクター“第2陣”が一気に再登場。ちなみに、新オープニングを観てウルフがオッサンになって再登場することは承知していたのだが、ディーバの艦長がミレースであることには確信が持てていなかった。
 フリット編で24歳だったミレースは、もう50歳になっている。23才だったウルフも49歳。二人とも私より年上になった。

 ファーストガンダムを中学生のときにリアルタイム視聴していた当時、私はアムロより年下だった。それが年を重ねるごとにアムロより年上になり、ブライトやシャアより年上になり、スレッガーよりも年上になり、いつしかランバ・ラルやギレンよりも年上になってしまった。あとはもうエルランやゴップといった“老人組”しか年上キャラがいない(まぁ、私も40才になった時点で既に初老なのだが)。こんな風にキャラの年齢を追い越し続けてきた私が、逆にキャラに年齢を追い越されるというのは、実に不思議な感じがする。
 フリットはまだ40歳だから私より年下である。しかし、ガンプラ世代の若年層は、ファーストガンダム本放送リアルタイム視聴世代よりも数歳から十歳程度若い。そういった視聴者の中には、フリットにすら年齢を追い越された人もいる筈だ。「子供キャラに、一気に年齢を追い越される」というのは複雑な気分だろうと想像する。

 もっとも、今回のメインはフリット編キャラクターの“第2陣”再登場ではなく、アセムとガンダムAGE-2の初陣。
 ガンダムAGE-2の初登場が飛行機形態であるのは、『Ζガンダム』におけるΖガンダムの初登場を踏襲したものだ。ただし、その活躍は華々しく、より効果的になっている。アセムはやや暴走気味ながらもガンダムAGE-2を駆って大きな戦果を挙げ、初陣では非凡なところをみせた。
 
 一方、ゼハートは司令官を任命され、立場としてはフリットと同じになった。これでゼハートはパイロットとしてはアセムと対立し、司令官としてはフリットと対立するという、アスノ家に対して二重に対立するポジションに身を置くことになったわけだ。
 また、アセムはフリットに追いつき追い越すことを目標(宿命)にしているので、その意味ではアセムとフリットは宿命のライバル関係にあるとも言える。ゼハートとアセムが宿命のライバルとなっていくことが予想される現時点では、ゼハート、フリット、アセムの3人が宿命のライバルとしての三角関係を構成していることになる。
 『ガンダムAGE』は、フリット編で対立を上手く描いていた。アセム編でも引き続きそういった面に期待が持てそうだ。

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震電

震電

 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。