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2006-11

久住小春は正統派アイドル ~ヲタの力では大ヒットは生まれない~

久住小春は正統派アイドル
         ~ヲタの力では大ヒットは生まれない~


 アップフロントには、Berryz工房や℃-uteとは対照的に、普通のアイドルとして売り出されている中学生もいる。
 久住小春である。
 正確には、「月島きらり STARRING 久住小春」と言うべきか。
 先日、2ndシングルが見事オリコン8位に入り、人気が定着しつつあることを窺わせた。
 ここで言う人気とは、ベリ工や℃-uteのような「ヲタに対する人気」ではなく、「一般に対する人気」である。更に具体的に言うと「一般的な小学生に対する人気」だ。

 CD購入者の統計を見たわけでもないのだが、「月島きらり STARRING 久住小春」の売り出し方を見ると、そう思える。一貫してヲタ向けではなく、小学生向けの商売をしているのだ。(ちなみに『きら☆レボ』自体も、アニヲタ向けではなく一般的な小学生向けの商売をしているようだ)
 断言するが、ハロプロメンバーの中で、自分よりも年下のファンを最も多く擁しているのは「月島きらり STARRING 久住小春」である。そしてこれは、アイドルの伝統的なスタイルなのだ(関連記事は→こちら)。

 この伝統的なスタイルを、私は正統派と表現したい。
 何故なら、それが中学生アイドルの安全性を最も高くするビジネスモデルであるからだ。極端な話、ファンが全員小学生だった場合、その中からストーカーが現れて盗撮写真をネットに流すという可能性は、限りなくゼロに近いだろう。
 もう一つ、これは本来最初に挙げるべきなのだが、小学生が年上のアイドルのファンになるのは自然なことであり、いつの時代でもそのニーズが存在しているからだ。自然な状態で存在するニーズを取り込むのは、まさしく正統派の仕事である。

 「月島きらり STARRING 久住小春」は、なぜ成功しつつあるのか?
 理由は幾つかあるが、最も大きいのは、現在「小学生向けアイドル歌手」が少ないからだと思う。つまり、「月島きらり STARRING 久住小春」には競争相手が少ないため、一人勝ちを収めつつあるのではないか?
 もちろん『きら☆レボ』自体は、『プリキュア』とか『アンパンマン』とか『ポケモン』とかディズニー作品とか、ライバルには事欠かない状態である。しかし、それらのアニメは生身のアイドル歌手とタイアップしていない。着ぐるみのアンパンマンやポケモンは、ある意味「画面から飛び出したアイドル」であるが、彼らは「月島きらり STARRING 久住小春」のような本格的な歌手活動をしていない。

 小学生に対して最も知名度があるアイドルは、おはガールか小学生向け雑誌のモデルではないかと思うのだが、歌手という面では「月島きらり STARRING 久住小春」と競合していない。
 もっとも、おはガールに関しては、競合させないようにテレビ東京が調整して、上手く棲み分けさせているということなのだが。(おはガールに本格的に歌手活動をさせるのは、スケジュール上難しいとも思える)
 この辺りは、テレビ東京とアップフロントが、互に良い仕事をしていると思う。『きら☆レボ』の韓国での放送と「月島きらり STARRING 久住小春」がどうリンクしていくのかは知る由もないが、細心かつ大胆な展開を期待している。

 未就学児ならともかく、小学生となれば、アニメと実写(生身)の区別は付く。女の子には雑誌モデルみたいに可愛い服で着飾りたいというニーズもあるだろうし、モデルに準ずる可愛い衣装を着て、歌ったり踊ったりすることに対するニーズも当然ある筈だ。「月島きらり STARRING 久住小春」には、そういったニーズが集中しつつあるのではないか。

 「少子化」・「子供の娯楽の多様化」という言葉は良く聞かれるが、昔から存在する娯楽が、ただ漫然とそういう時代の波に押し流されてきたわけではない。
 代表的なのは、男子未就学児を対象にした特撮番組であろう。『スーパー戦隊シリーズ』は、今年で30周年を迎える長寿シリーズで、シリーズ第1作の『ゴレンジャー』をリアルタイムで観ている私は感慨もひとしおである。
 このシリーズを見ると、「少子化」とは、「一人当たりの子供にかける予算が増加すること」でもあることが分かる。「少子化が進んでいるから子供向けの商売はダメ」などと諦めるのではなく、むしろ「少子化を逆手に取った商品展開を番組に反映させる」という対応を進めてきた結果、昔よりも視聴率が低下しても番組を存続させることが可能になっているのだ。

 特撮ヲタという人種が存在することは事実だが、子供向け特撮番組を支えているのは決して彼らではない。一般的な子供たちが、子供向け特撮番組を支えているのだ。
 中学生アイドル歌手にも、同じことが言える筈だ。
 ミニモニ。のCDが大ヒットしたのは、5年ほど前のことである。
 モー娘。本体の大ヒットもそうだが、この結果にはヲタはせいぜい数パーセントしか寄与していない。大ヒットとは、一般層が中心になって起こる現象なのだ。

 かつてミニモニ。が獲得し、そして失った客層を、今、「月島きらり STARRING 久住小春」が再び取り戻そうとしている。
 あるいは、久住小春は「ミニモニ。経由」で、松浦亜弥と同じコースに乗ろうとしているのかも知れない。
 いずれにせよ久住小春は、アップフロントの売り出している中学生アイドルの中で、今のところ唯一と言って良いほど「まともなアイドル道」を歩んでいると思える。
 このまま、正統派アイドルとして順調に歩み続け、高校生アイドルになった頃には、単独で紅白に出場するところまで登りつめて欲しい。
 頑張れ、小春!
 頼むぞ、アップフロント!
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村上愛さん脱退に思う ~ヲタ向けの商売をしてるから、こんなことになるんだよ!~

村上愛さん脱退に思う
 ~ヲタ向けの商売をしてるから、こんなことになるんだよ!~

 ℃-uteが、普通のアイドルとして売り出されていれば、こんなことにはならなかったのではないか?
 今からでも遅くないから、Berryz工房と℃-uteを解体し、対象年齢別に再編成を!


 私は、今回の「相合傘写真のネット流出」はアップフロントによる「偽装流出」である可能性もあると考えている(その記事は→こちら)が、この記事ではその可能性を除外しておく。
 つまり、この記事では、村上愛さん(もう“めーぐる”と呼ぶべきではないだろう)が℃-uteとハロプロを脱退した理由が、「相合傘写真のネット流出」にまつわることであると仮定して話を進める。

 以前はどうか知らないが、最近のファンクラブ会員限定イベントは、顔写真付き身分証明書で個人を確認している。私がパシイベに2回、広尾DSに1回参加した経験(いずれも℃-uteのイベントではない)からは、このチェックはそれなりにキチンとしたものであるように思える。証明書の顔写真と参加者本人の顔をチラチラと見比べていたような気がするのだ。だから別人が当選者を装って入場しようとしても、顔写真付き身分証明書の顔とかなり似た顔をしているか、顔写真付き身分証明書自体を上手く偽造していないと、バレてしまう可能性が高い。

 さて、村上愛さんに関する問題の写真をネットに流した人間が、その写真を撮影した本人であり、その人が村上愛さんのストーカーだったと仮定する。更に、そのストーカーはハロプロのファンクラブの会員であり、最近の℃-uteの会員限定イベントに参加した経験が複数回あると仮定する。
 そうすると、このストーカーである可能性のある人物は、かなり絞り込まれてくる。
 こうして絞り込まれる“容疑者”が、1000人なのか100人なのかは分からないが、その一人一人に関しては「どこの誰」だか特定できる可能性が高い。仮に別人になりすましてイベントに参加していたとしても、別の当選者から当選データを受け取って参加していたわけだから、そこから尻尾を掴むことは出来る筈だ。
 おっと、℃-uteイベ参加者だけを“容疑者”呼ばわりするのは不公平だ。この“事件”が世間一般の注目を集めることはないが、もしそうなったとしたら、マスコミに“容疑者”扱いされるのは、ハロプロFC会員全員だろう。それにはこの私も含まれている。

 話が逸れた。問題は、ストーカーを特定できるということではなく、ストーカーがハロプロFCの会員で、いわゆる「めーぐるヲタ」である可能性が高いということだ。
 つまり、アップフロントからすれば「飼犬に手を咬まれた」ならぬ「客に新人を潰された」という状況が発生したのだ。いままでイベントやらグッズなどで、ヲタから散々金を集めていたところに、手痛いしっぺ返しを喰らった格好である。
 我々ハロプロファンの立場からすると、「身内の犯行」ということだ。

 もちろん身内であっても(否、身内だからこそ)、ストーカーの行った行為は、いかなる理由があるにせよ許されるものではない。
 少なくとも、℃-uteに於いて“めーぐる”という愛称で親しまれていた偶像は、そのストーカーが放った数枚の写真という“弾丸”によって抹殺されてしまったのだ。
 ピストルの引き金を引き、その“弾丸”を放ったのは、ストーカー本人である。
 では、その“弾丸”を、ピストルに込めたのは誰なのか?
 私は、アップフロントに他ならないと思う。

 普通、アイドルというのは、主に年下~同世代に支持されるものである。
 その昔、私が中学生の頃、学校でアイドルといえばピンクレディー(ただし人気は急降下していく)や松田聖子(人気上昇中)、個人的には河合奈保子(中学生向け雑誌の表紙の常連)といったところだった。全員、当時の私よりも年上であり、私や同級生もそのことを知っていた。アイドルが自分より年上であることは、当然のことだったのだ。
 逆に、当時の中学生だった私たちにとって、自分より年下のアイドルのファンになるということは、まず有り得なかった。当時は中学生以下のアイドルがいなかったのかも知れないが、そのこと自体も記憶に無い。それくらい、自分たちより下の世代の芸能人は眼中になかった。

 このことは、基本的には現在でも同じだろう。今の中学生が、小学生のアイドルのファンになるとは思えない。中学生が中学生アイドルのファンになるというのも、男子に限って言えばほとんどタブーに近いものがあるのではないか。中学生男子が「中学生アイドルの○○が好き」と言うのは、「隣のクラスの○○が好き」と言うことに準じる恥ずかしさがあると思う。
 だから小学生アイドルに関しては、尚更である。中学生が、萩原舞のファンであることをクラスで公言しようものなら、それだけで変態のレッテルを貼られることになりかねないと思う。

 逆に女子の場合は、アイドルに自分を重ねて見る場合があるので、自分と同じ中学生の雑誌モデルとか、あるいは久住小春のような純然たるアイドルに憧れる=ファンになるということも珍しくないかも知れない。
 高校生になると男子でも同世代か一つ下ぐらいまでのアイドルのファンになることが許容されるようになり、大学生になると高校生世代のアイドルまで許容されるようになるように変化いていくように思う。

 私よりもちょっと前の世代のことなのでハッキリしたことは言えないが、キャンディーズは同世代のファンが多かったらしい(キャンディーズはデビュー時に17才前後、引退時で22才前後)。大場久美子の場合は、「1億人の妹」というキャッチフレーズで売り出されたことを考えると、年下よりも年上の層(このキャッチフレーズが出た時点で大場久美子は17才)を狙っていたと考えるべきだろう。
 しかし、両者とも同世代あるいは年上の層をターゲットにしたのは17才以降のことである。大場久美子のキャッチフレーズにしても、25才を過ぎたサラリーマンまでもを対象にしていたとは思えない。

 これに対し、℃-uteやベリ工はどうか? 中学生主体の彼女たちのファンの年齢層は、どうなっているのか?
 私は℃-uteやベリ工のイベントに行ったことはないので推測で言わせてもらうが、20歳以上が圧倒的多数なのではないか(村上愛さん脱退の件があってから、このことを確認するため、出来れば一度℃-uteのイベントに参加してみようと考えてはいる)。その根拠は、ベリ工と℃-uteも出演していた去年の「Hello! Project 2005 夏の歌謡ショー」に行った際、その観客の平均年齢の高さに驚いた経験があるからだ。(その記事は→こちら
 当時は「ベリ工単体のコンサートは、さすがにこんな客層ではないだろう」と思っていたが、現時点では、この想像が外れていると思える。

 もし私の推測が正しいとすれば、℃-uteやベリ工のファン層は、明らかに歪んでいる。メンバーが中学生主体である℃-uteやベリ工のファンの年齢層は、小学生が中心でなければ不自然なのだから。
 自分が中学生だった頃のことを思い出すと、20才以上の男性など「オッサン」そのものである。℃-uteやベリ工のメンバーの認識も、多分同じだろう。彼女たちは、オッサン相手に商売をさせられているわけである。
 何故こんな状態になっているかと言えば、アップフロントがそういう売り出し方をしてきたからである。一時期は観客の年齢を制限したイベントも開いていたとのことだが、それが徹底して継続されることはなかった。
 最近、おはガールの握手会で、客の年齢制限(小学生以下限定?)が行われていることを知った。℃-uteもこういう方針を徹底していれば、今回のような事態は避けられたと私には思える。

 二十歳を過ぎた男性が、中学生以下のアイドルの握手会の列に並ぶと言うのは、ハッキリ言って常軌を逸した行動である。そういう人を単純に異常者と言うつもりはないが、それが普通の感覚からすると一線を越えた行為であることを自覚していないとしたら、危険である。℃-uteのファンが、そのような種類の人間の集団であるとしたら、彼らのうち一人(または今回の事件と同一のストーカー)が、再び今回のような事件を起こすリスクは高いと言わざるを得ない。
 このことは、自動車の運転に例えるとイメージし易い。
 理由はどうあれ、スピードを出すタイプのドライバーは、他のドライバーよりも高いリスクを抱えている。そのリスクを自覚し、コントロールできていないない場合は、実際に事故を起こす危険性もより高いと言わざるを得ない。℃-uteのファンもそれと同じだ。

 ピストルの引き金を引き、“弾丸”を放ったのはストーカー本人であり、
 その“弾丸”をピストルに込めたのは、アップフロントに他ならない。

 そう書いた意味が、もう理解していただけたと思う。
 アップフロントは、結果としてヲタ向けの商売を℃-uteにやらせてきた。
 ヲタは可処分所得が比較的多い(あるいはヲタ本人の努力でそうなっている)。アップフロントにとって、そういったヲタはグッズ購入も含めて「お得意様」、つまり金を吸い上げやすい相手であることは想像に難くない。しかし、ヲタを野放しにすることにはリスクも伴うということが、今回の一件で明らかになったのではないか。

 別にヲタを犯罪予備軍呼ばわりするつもりはない。
 しかし、ヲタではない小学生ファンと比較すれば、明らかにリスクの高い集団であることは間違いない。
 どちらをファンの中心にしたら、アイドルの安全性が高くなるかは、言うまでもないだろう。

 人間の物事の受け止め方や振る舞いは、周囲の環境に左右される。ヲタもその例外ではない。
 イベント会場の8割が小学生とその親、いわゆる親子連れであったのなら、それだけで「ストーカー化するヲタ」は限りなくゼロに近づくと思えるのは、私だけだろうか。

 あるいは、アップフロントにとっては、今回の“事件”も予め織り込み済みのリスクの一部に過ぎないのだろうか。アップフロントが投資しているのは、℃-uteというユニットであって、村上愛という個人ではない。「ストーカー化したヲタ」によって、一人や二人のメンバーが潰されることは充分承知のうえで、ヲタ相手の商売を展開し続けてきたのだろうか。

 握手会の際に最も情熱的だった(眼差しや、ギュッと握る強さとか)言われていた“めーぐる”が、本当に「ストーカー化したヲタ」によって消滅を余儀なくされたのであるならば、皮肉では済まされない悲劇である。
 ここで私は敢えて、暴走が連鎖し、エスカレートする危険性を警告しておきたい。
 今回は、プライベートの盗撮であっても、彼氏とのツーショットといった写真週刊誌レベルのものだった。
 年齢制限のない握手会などの「接触系イベント」や、FC限定といった「選民感覚」・「独占感覚」を刺激するイベントを今後も続けていくとしたら、トイレ盗撮などの、犯罪レベルのプライベート盗撮が行われないとも限らない。
 忘れてはならないことは「あのストーカーは、まだ存在している」ということである。そして「あのストーカーが、最後の一人だとは思えない」のだ。

 新たな悲劇が行われることのないよう、抜本的な対策を早急に行う必要がある。
 すぐに行える対策は次の二つ。

1.中学生以下のメンバーに関しては、握手会を行わせない。あるいは、参加者を小学生以下に限定する。
2.中学生以下のメンバーに関しては、FC限定イベントに出演させない。あるいは、参加者を小学生以下とその保護者(女性のみ)に限定する。

 すぐには行えないが、Berryz工房と℃-uteを解体し、対象年齢別に再編成することも必要である。このことは、今回の事件が起こる以前に、今回の趣旨とは別に書いたものだが、結果的には真に抜本対策と言える内容になっていると自負している(その記事は→こちら)。
 その記事には、村上愛さんの名前も入っているが、修正はしない。
 キッズが、ヲタ向けではなく一般向けのアイドルとして売り出されていれば、こんなことにはならなかったのではないかという思いが、そこに新たに込められているからだ。

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震電

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 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。