Berryz工房 と ℃-uteのDVDを観た感想
Berryz工房 と ℃-uteのDVDを観た感想
不公平の解消
久住小春のシングルVを買ってしまって以来、ファン心理の端っこに、夏焼雅に対する罪悪感がずっと引っ掛かっていた。
いきなりハロプロ本隊のモー娘。にエース候補として加入して表舞台に立った小春と、まだ小学生の頃からハロー!プロジェクト・キッズで地道に活動を続けてきた雅(もっとも、私が注目し始めたのは、“セクシーオトナジャン”以降)。二人は同学年・同い年であり、私の意識するアイドルの中では、最若年層の2大エースという位置付けだ。
私の中では、モー娘。の小春とベリ工(Berryz工房)の雅は、セットなのだ。しかし、私は過去、ベリ工のCDやDVDを一枚も買っていなかった。
小春に対してだけシングルVを買い、雅に対してはそうしないというのは、自分の中では「不公平な振る舞い」となる。不公平は解消しなければならない。そこで、雅のいるベリ工のDVDも買うことにした。
折りしも、℃-uteがDVD(PV集)でメジャーデビューを果たすという。
今までの私にとって、キッズ系で注目している(顔と名前が一致する)のは、夏焼雅と矢島舞美の2名だけだった。舞美は℃-uteのリーダーで、小春や雅と同じ1992年生まれ(学年は一つ上)。だが、私の舞美に対する注目は、℃-uteというグループとは全く無関係であった。
ヲタ未満のファンには比較的多いケースだと思うが、私が舞美の顔と名前を覚えたのは、スポーツフェスタにおける活躍によってである。ハッキリ言って、歌手というよりも「ハロプロ内のスポーツ美少女」という認識だった。それでも「かおりんの中学生時代は、こんな感じだったのではないか」と妄想、いや想像させるスラリとしたスタイルは目を引いたし、くせのない素直そうなキャラクターは好印象として記憶に残った。
小春に続き、ベリ工のDVDを買うというときに、℃-uteのメジャーデビューDVDをパスするというのは、どうにも片手落ちの感を免れない。このため、℃-uteのDVDも一緒に買うことにした。
最もダンスが上手いのは℃-uteか?
DVDを3枚(ベリ工2枚、℃-ute1枚)立て続けに観て、まず思ったことは、キッズのメンバーのレベルが全体的に高いことだ。一度に15人も採用した(最大規模時のモー娘。を全員一気に採用することに等しい)わりには、粒が揃っている。さすがに、モー娘。のCD売り上げが現在の約10倍もあった時期に集められただけのことはある。
℃-uteは、言ってしまえば「キッズの残りもの」なのであるが、その分ベリ工と比べるとレッスンに時間を割くことが出来たのではないか。と言うのも、ベリ工よりも℃-uteの方がダンスにおいて若干ではあるが優っているように感じられたからだ。
ただし、この3枚だと、撮影時期の点においてベリ工と℃-uteは同条件ではない。そこで急遽、ベリ工の最新シングルVも取り寄せた。しかし、それを観ても印象は変わらなかった。
小学生の頃から組織的に練習してきているだけあって、ベリ工も℃-uteも、現在のモー娘。よりも踊りが上手い(個人レベルでもそうだし、グループ全体で見ても、踊りが揃っている)。更に、ベリ工と℃-uteを比較すると、少差ではあるが、℃-uteの方がレベルが高い。本当に、少しの差ではあるが。
素人と「訓練した人」の違い
℃-uteは全体的に「体幹の動きが比較的しっかりしている」ように見える。
素人とプロ、あるいは素人と「訓練した人」の違いは、体幹と下半身の動きにある。学生時代にスポーツに打ち込んだ経験のある人間なら、この辺のことは感覚的に理解できるだろう。
例えば、素人がグローブなどの装備一式を完璧に身に付けてスパーリングをしても、やはり素人にしか見えない。パンチは見るからに「手打ち」で、下半身の動きとはバラバラ(もちろん、フットワーク自体もバタバタ)なのだ。俗に言う「素人パンチ」である。
これに対し、優れたボクサーの場合は、足腰で発生させた運動エネルギーが体幹を駆け上り、無駄なく腕の先端にある拳へと伝わっていく。
ダンスも基本的には同じだ。
例えば、ドルフィンとは「下半身を安定させた状態で、背骨が波打つように、滑らかに上半身を操作する」いう動きである。これを素人がオタ芸(OAD:オーバーアクションドルフィン)と称してやってみたところで、全身の流れるような美しさなど微塵もなく、ただ上半身をチャカチャカ動かしているだけにしか見えない。パンチで言えば、バタバタ打っているだけの「素人パンチ」である。
自分の「手(腕)」を操るのは、比較的簡単である。しかし、自分の「体幹」を操るのは簡単ではない。全身の調和した動きの要は、脚と腕という末端同士を繋ぐ体幹の動きなのだ。
彼女達に「誰が見てもプロ」を求めるのは間違いか?
先に挙げたドルフィンで思い出すのは、最近解散してしまったSweetSである。メンバーの一人がPVの中で何気に見せたドルフィン(横ではなく縦の動きなので呼び方は間違っているかも知れない)は、明らかに「プロの動き」であった。
℃-uteが「体幹の動きが比較的しっかりしている」ように見えるとは言っても、SweetSと比較すれば格段に劣る。℃-uteのダンスをやや高く評価するのは、飽くまでも「ハロプロ基準」での話である。
モー娘。ファンの中には「歌唱力やダンスのスキルを求める人は、モー娘。以外の歌手のファンになるべき」という考えがあるようだ。確かに、元々素人集団がコンセプトであるモー娘。に、プロとしての高いスキルを要求するのは筋違いなのかも知れない。
しかし、キッズは小学生のときから(現時点でも小学生のメンバーもいる)、一応プロとしての活動を行なってきている。メジャー化を目指しているなら、一般人から見て「小学生からプロ活動をしていて、この程度か」と思われないレベルの実力、すなわち「明確にプロフェッショナルを感じさせる」歌唱力やダンスのスキルを身に付け、披露する必要があると思う。
ベリ工と℃-uteの問題点
粒揃いのキッズメンバーの中から選ばれたベリ工は、最初は文字通り身長まで揃えられている感じだった。しかし、月日が経つにつれて、メンバー間の身長差がドンドン大きくなっていく。
私がベリ工と℃-uteに関して問題視しているのは、グループ内において、年齢差から来る外見の差が大きくなっていることである。体格差が大きすぎて、ダンスのフォーメーションに制約が発生していることも想像されるが、それよりも深刻なのは、ビジュアル的にグループとしてのまとまりを喪失しているということなのだ。
パッと見の印象は、非常に重要である。「セクシー系」・「ボーイイッシュ系」・「ディジタル系」・「バンド系」などのように、パッと見で明確かつ肯定的なイメージを植え付けることで、見た人の記憶に痕跡を残すのだ。それが出来ないアイドルは、一般人の記憶には残らない。
現時点のベリ工と℃-uteのパッと見の印象は、「統一性がなく、バラバラ」という否定的なもの。ある程度可愛いというのは、アイドルとしては当然である。そこからの上積み、+αの個性がなければ、メジャーにはなれない。(モー娘。が解散して、そのニッチが空くというのならばまた話は別だが)
この「不統一性」は、メジャー化に向けた売り出し戦略にも支障をきたす。
例えば、メンバーに小学生が含まれているアイドルグループが、男性誌(青年誌)のグラビアに登場することはまず有り得ない。また、例え小学生でなくても、幼児性(小倉優子のような計算された幼児性ではなく、純然たる幼児性)の強いルックスのメンバーがいるアイドルグループは、やはり男性誌のグラビアを飾ることは出来ないだろう。
普通、中高生は、自分と同世代以上のアイドルのファンになる。中学生が小学生アイドルのファンになったり、高校生が中学生アイドルのファンになったりすることはほとんど無い。中学生アイドルのファンになるのは、一般的には小学生である。
しかし現在、ベリ工や℃-uteのファンの中心を成しているのは、小学生ではないだろう。もちろん、中高生でもない。となると、残る年齢層はほぼ20代以降となる。彼らの殆どはキッズ結成以前から存在していたハロプロの固定ファンであり、他のグループやメンバーのファンからの転向組であったり掛け持ちであったりするのではないか。
かく言う私も(一応、ベリ工や℃-uteのファンを自称するとして)、そういった「掛け持ち派」の一人である。しかし、私はこの現状を良しとはしない。
では、具体的にはどういう考えを持っているのかという件に関しては稿を変えて語るとして(記事は こちら )、この記事はベリ工と℃-uteのメンバーに短くコメントすることで終わりとしたい。
清水佐紀
グループ最年長であることは、DVDを見終えても気付かなかった。むしろ、最年少かと思っていた。矢口と2ショットの映像を見て、佐紀の方が美形であることを確認。キッズのレベルの高さの一端を見た思いがした。
嗣永桃子
歌声に関してはキッズのエース。イメージ的には、ナッチの若い頃に似ている。今では信じられないが、ナッチも初期は桃子のような「小動物系」アイドルだったのだ。桃子を初めて見たときは、座敷童子(ざしきわらし)かと思った。今は、着ぐるみのように思える。桃子の中には、白い猫が4匹入っていて、その猫が内側から桃子を動かしているのではないか。きっとそうだ、そうに違いない。
徳永千奈美
何故この子がキッズに選ばれたのか良く分からない。アイドルを辞めた後、いわゆる性格俳優として長く芸能界で活躍するような気もする。
須藤茉麻
メイキングを見る限り、ギャグ担当。作品の中では、かなり大人っぽく見える。ギャグ&セクシー路線で行けば大化けしそう。
夏焼雅
日本人離れした美人で、ビジュアル的には間違いなくキッズのエース。エマ・ワトソンに似ている(なかなか胸が大きくならないところまで似ている)。ガンガン身長が伸びると思っていたら、そうでもない。現時点の下半身の充実ぶりを見ると、このまま日本人体型で固まる模様。金髪時代を全く知らなかったので、DVDを観てビックリした。
熊井友理奈
本人曰く、身長は現在「172cmぐらい」。いったいどこまで伸びるのか。ヒールの高い靴を履いたら、ほとんどの男性ファンよりも背が高くなる。雅が「派手系の美人」なら、友理奈は「地味系の美人」。実は、よく見ると、総合的には雅よりも美形である。背は高いが、和服も似合いそう。アイドルを辞めても、間違いなくモデルで食っていける。
菅谷梨沙子
成長すると顔貌が変わるタイプか? 体型があいぼん化しないように注意して欲しい。
梅田えりか
雅とはまた違ったタイプの、エキゾチックな美人。髪型を間違えるとオバサンっぽくなるので、注意して欲しい。順調に行けば、香椎由宇タイプのクールビューティなルックスになるだろう。ダンスの際の腕の動きは滑らかで良い。しかし、体幹は弱そう。鍛えれば、スタイルの良さと相まって「ダンスで銭の取れるアイドル」になれる可能性有り。あと、「即 抱きしめて」を「そくだき(即抱)」と略して言っては駄目です(風俗用語を連想させる)。
矢島舞美
あっさりした美人。メイキングを見る限り、性格もサバサバして男っぽいようだ。若い頃の水野美紀は、こんな感じだったのかも。かおりん同様、プロのカメラマンにカメラを向けられると表情が固くなってしまう欠点がある。DVDで見せた一番良い表情は、千聖にカメラを向けられたときのものだった。撮影のリハーサル時、ちゃんと声を出して歌いながら踊っているところが映っていた。こんなところからも、彼女の生真面目さと身体能力の高さが窺える。
村上愛
体型はまだまだ幼児体型だが、潜在能力的にはキッズのセクシー担当。ハロプロは全体的にセクシー担当が不足しているので、めーぐるの成長に期待したい。体幹に関しては、強さと柔軟性を兼ね備えているようで、この点でも期待できそう。
中島早貴
初めて見たとき、『仮面ライダーカブト』に登場する少女“ゴン”と同一人物かと思った。顔の作りが、ハロプロではあまり見られないタイプ。
鈴木愛理
総合的な歌唱力では、キッズ内ナンバーワンだろう。ただし、自己紹介のときに「踊りだけ」と口を滑らせたことから、舞美のように踊りながら歌うということはまだ出来ないようだ。この点を、体力をつけることで克服して欲しい。
岡井千聖
自己紹介映像を見る限り、年齢の割にはしっかりしている。年齢比では、キッズの中で一番しっかりしているのではないか。舞美とは対照的に、プロにカメラを向けられても常に笑顔が自然。腕相撲で、道重(非力とはいえ、体格では千聖より二周り大きい)を軽く下していることから、のの同様、パワーに秀でているようだ。(雰囲気的にも、ののに似ている)
萩原舞
まだ10才と幼いながら、かなりの美形。将来が楽しみ。何故サングラスをかけさせられているのか、意図が不明。
有原栞菜
欠員のない℃-uteに、何故この子が追加されたのかが分からない。タイプ的には、確かにハロプロでは見られないタイプではある。
不公平の解消
久住小春のシングルVを買ってしまって以来、ファン心理の端っこに、夏焼雅に対する罪悪感がずっと引っ掛かっていた。
いきなりハロプロ本隊のモー娘。にエース候補として加入して表舞台に立った小春と、まだ小学生の頃からハロー!プロジェクト・キッズで地道に活動を続けてきた雅(もっとも、私が注目し始めたのは、“セクシーオトナジャン”以降)。二人は同学年・同い年であり、私の意識するアイドルの中では、最若年層の2大エースという位置付けだ。
私の中では、モー娘。の小春とベリ工(Berryz工房)の雅は、セットなのだ。しかし、私は過去、ベリ工のCDやDVDを一枚も買っていなかった。
小春に対してだけシングルVを買い、雅に対してはそうしないというのは、自分の中では「不公平な振る舞い」となる。不公平は解消しなければならない。そこで、雅のいるベリ工のDVDも買うことにした。
折りしも、℃-uteがDVD(PV集)でメジャーデビューを果たすという。
今までの私にとって、キッズ系で注目している(顔と名前が一致する)のは、夏焼雅と矢島舞美の2名だけだった。舞美は℃-uteのリーダーで、小春や雅と同じ1992年生まれ(学年は一つ上)。だが、私の舞美に対する注目は、℃-uteというグループとは全く無関係であった。
ヲタ未満のファンには比較的多いケースだと思うが、私が舞美の顔と名前を覚えたのは、スポーツフェスタにおける活躍によってである。ハッキリ言って、歌手というよりも「ハロプロ内のスポーツ美少女」という認識だった。それでも「かおりんの中学生時代は、こんな感じだったのではないか」と妄想、いや想像させるスラリとしたスタイルは目を引いたし、くせのない素直そうなキャラクターは好印象として記憶に残った。
小春に続き、ベリ工のDVDを買うというときに、℃-uteのメジャーデビューDVDをパスするというのは、どうにも片手落ちの感を免れない。このため、℃-uteのDVDも一緒に買うことにした。
最もダンスが上手いのは℃-uteか?
DVDを3枚(ベリ工2枚、℃-ute1枚)立て続けに観て、まず思ったことは、キッズのメンバーのレベルが全体的に高いことだ。一度に15人も採用した(最大規模時のモー娘。を全員一気に採用することに等しい)わりには、粒が揃っている。さすがに、モー娘。のCD売り上げが現在の約10倍もあった時期に集められただけのことはある。
℃-uteは、言ってしまえば「キッズの残りもの」なのであるが、その分ベリ工と比べるとレッスンに時間を割くことが出来たのではないか。と言うのも、ベリ工よりも℃-uteの方がダンスにおいて若干ではあるが優っているように感じられたからだ。
ただし、この3枚だと、撮影時期の点においてベリ工と℃-uteは同条件ではない。そこで急遽、ベリ工の最新シングルVも取り寄せた。しかし、それを観ても印象は変わらなかった。
小学生の頃から組織的に練習してきているだけあって、ベリ工も℃-uteも、現在のモー娘。よりも踊りが上手い(個人レベルでもそうだし、グループ全体で見ても、踊りが揃っている)。更に、ベリ工と℃-uteを比較すると、少差ではあるが、℃-uteの方がレベルが高い。本当に、少しの差ではあるが。
素人と「訓練した人」の違い
℃-uteは全体的に「体幹の動きが比較的しっかりしている」ように見える。
素人とプロ、あるいは素人と「訓練した人」の違いは、体幹と下半身の動きにある。学生時代にスポーツに打ち込んだ経験のある人間なら、この辺のことは感覚的に理解できるだろう。
例えば、素人がグローブなどの装備一式を完璧に身に付けてスパーリングをしても、やはり素人にしか見えない。パンチは見るからに「手打ち」で、下半身の動きとはバラバラ(もちろん、フットワーク自体もバタバタ)なのだ。俗に言う「素人パンチ」である。
これに対し、優れたボクサーの場合は、足腰で発生させた運動エネルギーが体幹を駆け上り、無駄なく腕の先端にある拳へと伝わっていく。
ダンスも基本的には同じだ。
例えば、ドルフィンとは「下半身を安定させた状態で、背骨が波打つように、滑らかに上半身を操作する」いう動きである。これを素人がオタ芸(OAD:オーバーアクションドルフィン)と称してやってみたところで、全身の流れるような美しさなど微塵もなく、ただ上半身をチャカチャカ動かしているだけにしか見えない。パンチで言えば、バタバタ打っているだけの「素人パンチ」である。
自分の「手(腕)」を操るのは、比較的簡単である。しかし、自分の「体幹」を操るのは簡単ではない。全身の調和した動きの要は、脚と腕という末端同士を繋ぐ体幹の動きなのだ。
彼女達に「誰が見てもプロ」を求めるのは間違いか?
先に挙げたドルフィンで思い出すのは、最近解散してしまったSweetSである。メンバーの一人がPVの中で何気に見せたドルフィン(横ではなく縦の動きなので呼び方は間違っているかも知れない)は、明らかに「プロの動き」であった。
℃-uteが「体幹の動きが比較的しっかりしている」ように見えるとは言っても、SweetSと比較すれば格段に劣る。℃-uteのダンスをやや高く評価するのは、飽くまでも「ハロプロ基準」での話である。
モー娘。ファンの中には「歌唱力やダンスのスキルを求める人は、モー娘。以外の歌手のファンになるべき」という考えがあるようだ。確かに、元々素人集団がコンセプトであるモー娘。に、プロとしての高いスキルを要求するのは筋違いなのかも知れない。
しかし、キッズは小学生のときから(現時点でも小学生のメンバーもいる)、一応プロとしての活動を行なってきている。メジャー化を目指しているなら、一般人から見て「小学生からプロ活動をしていて、この程度か」と思われないレベルの実力、すなわち「明確にプロフェッショナルを感じさせる」歌唱力やダンスのスキルを身に付け、披露する必要があると思う。
ベリ工と℃-uteの問題点
粒揃いのキッズメンバーの中から選ばれたベリ工は、最初は文字通り身長まで揃えられている感じだった。しかし、月日が経つにつれて、メンバー間の身長差がドンドン大きくなっていく。
私がベリ工と℃-uteに関して問題視しているのは、グループ内において、年齢差から来る外見の差が大きくなっていることである。体格差が大きすぎて、ダンスのフォーメーションに制約が発生していることも想像されるが、それよりも深刻なのは、ビジュアル的にグループとしてのまとまりを喪失しているということなのだ。
パッと見の印象は、非常に重要である。「セクシー系」・「ボーイイッシュ系」・「ディジタル系」・「バンド系」などのように、パッと見で明確かつ肯定的なイメージを植え付けることで、見た人の記憶に痕跡を残すのだ。それが出来ないアイドルは、一般人の記憶には残らない。
現時点のベリ工と℃-uteのパッと見の印象は、「統一性がなく、バラバラ」という否定的なもの。ある程度可愛いというのは、アイドルとしては当然である。そこからの上積み、+αの個性がなければ、メジャーにはなれない。(モー娘。が解散して、そのニッチが空くというのならばまた話は別だが)
この「不統一性」は、メジャー化に向けた売り出し戦略にも支障をきたす。
例えば、メンバーに小学生が含まれているアイドルグループが、男性誌(青年誌)のグラビアに登場することはまず有り得ない。また、例え小学生でなくても、幼児性(小倉優子のような計算された幼児性ではなく、純然たる幼児性)の強いルックスのメンバーがいるアイドルグループは、やはり男性誌のグラビアを飾ることは出来ないだろう。
普通、中高生は、自分と同世代以上のアイドルのファンになる。中学生が小学生アイドルのファンになったり、高校生が中学生アイドルのファンになったりすることはほとんど無い。中学生アイドルのファンになるのは、一般的には小学生である。
しかし現在、ベリ工や℃-uteのファンの中心を成しているのは、小学生ではないだろう。もちろん、中高生でもない。となると、残る年齢層はほぼ20代以降となる。彼らの殆どはキッズ結成以前から存在していたハロプロの固定ファンであり、他のグループやメンバーのファンからの転向組であったり掛け持ちであったりするのではないか。
かく言う私も(一応、ベリ工や℃-uteのファンを自称するとして)、そういった「掛け持ち派」の一人である。しかし、私はこの現状を良しとはしない。
では、具体的にはどういう考えを持っているのかという件に関しては稿を変えて語るとして(記事は こちら )、この記事はベリ工と℃-uteのメンバーに短くコメントすることで終わりとしたい。
清水佐紀
グループ最年長であることは、DVDを見終えても気付かなかった。むしろ、最年少かと思っていた。矢口と2ショットの映像を見て、佐紀の方が美形であることを確認。キッズのレベルの高さの一端を見た思いがした。
嗣永桃子
歌声に関してはキッズのエース。イメージ的には、ナッチの若い頃に似ている。今では信じられないが、ナッチも初期は桃子のような「小動物系」アイドルだったのだ。桃子を初めて見たときは、座敷童子(ざしきわらし)かと思った。今は、着ぐるみのように思える。桃子の中には、白い猫が4匹入っていて、その猫が内側から桃子を動かしているのではないか。きっとそうだ、そうに違いない。
徳永千奈美
何故この子がキッズに選ばれたのか良く分からない。アイドルを辞めた後、いわゆる性格俳優として長く芸能界で活躍するような気もする。
須藤茉麻
メイキングを見る限り、ギャグ担当。作品の中では、かなり大人っぽく見える。ギャグ&セクシー路線で行けば大化けしそう。
夏焼雅
日本人離れした美人で、ビジュアル的には間違いなくキッズのエース。エマ・ワトソンに似ている(なかなか胸が大きくならないところまで似ている)。ガンガン身長が伸びると思っていたら、そうでもない。現時点の下半身の充実ぶりを見ると、このまま日本人体型で固まる模様。金髪時代を全く知らなかったので、DVDを観てビックリした。
熊井友理奈
本人曰く、身長は現在「172cmぐらい」。いったいどこまで伸びるのか。ヒールの高い靴を履いたら、ほとんどの男性ファンよりも背が高くなる。雅が「派手系の美人」なら、友理奈は「地味系の美人」。実は、よく見ると、総合的には雅よりも美形である。背は高いが、和服も似合いそう。アイドルを辞めても、間違いなくモデルで食っていける。
菅谷梨沙子
成長すると顔貌が変わるタイプか? 体型があいぼん化しないように注意して欲しい。
梅田えりか
雅とはまた違ったタイプの、エキゾチックな美人。髪型を間違えるとオバサンっぽくなるので、注意して欲しい。順調に行けば、香椎由宇タイプのクールビューティなルックスになるだろう。ダンスの際の腕の動きは滑らかで良い。しかし、体幹は弱そう。鍛えれば、スタイルの良さと相まって「ダンスで銭の取れるアイドル」になれる可能性有り。あと、「即 抱きしめて」を「そくだき(即抱)」と略して言っては駄目です(風俗用語を連想させる)。
矢島舞美
あっさりした美人。メイキングを見る限り、性格もサバサバして男っぽいようだ。若い頃の水野美紀は、こんな感じだったのかも。かおりん同様、プロのカメラマンにカメラを向けられると表情が固くなってしまう欠点がある。DVDで見せた一番良い表情は、千聖にカメラを向けられたときのものだった。撮影のリハーサル時、ちゃんと声を出して歌いながら踊っているところが映っていた。こんなところからも、彼女の生真面目さと身体能力の高さが窺える。
村上愛
体型はまだまだ幼児体型だが、潜在能力的にはキッズのセクシー担当。ハロプロは全体的にセクシー担当が不足しているので、めーぐるの成長に期待したい。体幹に関しては、強さと柔軟性を兼ね備えているようで、この点でも期待できそう。
中島早貴
初めて見たとき、『仮面ライダーカブト』に登場する少女“ゴン”と同一人物かと思った。顔の作りが、ハロプロではあまり見られないタイプ。
鈴木愛理
総合的な歌唱力では、キッズ内ナンバーワンだろう。ただし、自己紹介のときに「踊りだけ」と口を滑らせたことから、舞美のように踊りながら歌うということはまだ出来ないようだ。この点を、体力をつけることで克服して欲しい。
岡井千聖
自己紹介映像を見る限り、年齢の割にはしっかりしている。年齢比では、キッズの中で一番しっかりしているのではないか。舞美とは対照的に、プロにカメラを向けられても常に笑顔が自然。腕相撲で、道重(非力とはいえ、体格では千聖より二周り大きい)を軽く下していることから、のの同様、パワーに秀でているようだ。(雰囲気的にも、ののに似ている)
萩原舞
まだ10才と幼いながら、かなりの美形。将来が楽しみ。何故サングラスをかけさせられているのか、意図が不明。
有原栞菜
欠員のない℃-uteに、何故この子が追加されたのかが分からない。タイプ的には、確かにハロプロでは見られないタイプではある。

