FC2ブログ

2020-04

モーニング娘。誕生15周年記念コンサートツアー2012秋 ~ カラフルキャラクター ~

モーニング娘。誕生15周年記念コンサートツアー2012秋 ~ カラフルキャラクター ~

  会場 :中野サンプラザ
  公演日:2012年10月7日(日) 15:30~
   会場 :川口リリア
   公演日:2012年10月14日(日) 15:30~



 今年、モーニング娘。は、誕生15周年を迎えている。
 そりゃ私も歳を取るわな…。『ASAYAN』を観ていた頃は、まだ32才だったのに…。
 メジャーデビューするためにCDを手売りしている初期メンバーをリアルタイムで見ていた時は、15年後に自分が『モーニング娘。誕生15周年記念コンサート』を鑑賞するために中野や川口へ足を運ぶことになろうとは夢にも思っていなかった。ホント、不思議な気がする。

 今回の公演には、「CDの手売り」ならぬ「11期メンバーとの握手会」が付帯している。これは参加者全員サービスではない。“その公演に当選しているハロプロFC会員”の中から、事前に希望者を募って行われているものなのだ。
 いうなれば会員特典である。だから、14時(事前の告知通り)から握手会のための列が作られると、そこに並んでいるのは90%以上がオッサンという状況となった。これは中野でも川口でも同じだった。
 そのオッサンの中の1人である私が言うのも何だが、娘。メンバーに若手を急増させているのだから、FC会員にも若手が増えるよう、運営側は思い切った策を打ち出すべきだ。現状は、余りにも酷すぎる。若い女性が少ないのは問題だが、それ以上に若い男性が少ないことも問題だと思う。

 開場するまで30分以上外で待った後、他の客に対して先行する形で入場手続きを済ませると、会場内で列を作り直して再び待機。しかし、握手会はすぐに開始されたため、会場内での待ち時間は少なかった。
 握手はいつものように高速かと思いきや、比較的ゆっくりだった。いつもの「握手は歩きながら行い、立ち止まらないで下さい」というアナウンスも無し。
 中野でも川口でも握手会のセッティング状況は同じだった。違っていたのは、小田さくらの反応である。

 先ずは中野。私にとっては、小田さくらを生で見ること自体が初めてなので、少しドキドキした。列が進んでいよいよ御対面となり、私が“高速握手”を想定して用意していた一言、
「メインボーカルを狙って下さい」
をサラッと伝え終えると、小田さくらは、はにかんだ笑顔を浮かべたまま、何も言わずにこちらをジッ~と見つめ返してくれた。
(こ、これはアレだ、公開ゲネプロの際の記者質問に対する初期反応動作と全く同じだわ~)
 私はそう思うと同時に、(顔もリアクションも、若い頃の三田寛子さんに似ている!)ことを改めて確認していた。
「応援してます」
付け加えるようにそう言って、私は握手を終えた。時間的に粘ったわけではないので、“剥がし”は受けなかった。
 握手会はそれなりに経験しているが、高速ではない握手で、メンバーが一言も言葉を発しなかったというのは、今回が初めて。しかし、印象は最高に良かった。何しろ、はにかんだ笑顔を浮かべたまま、ジ~ッと見つめてくれるのである。「沈黙は金」とは、こういうことを指すのかと思う。

 川口での握手のときも、私は全く同じことを伝えた。
「メインボーカルを狙って下さい」
すると小田さくらは「はい、がんばります」と応え、
「応援してます」と告げると、
「ありがとうございます」と返してくれた。
 短いながらも会話が2往復するというのは、ハロプロの握手会では珍しい。握手会に2回応募して2回とも当選したことには若干の罪悪感を感じていたのだが、2回目の握手会にも参加出来て本当に良かった。ほんの数秒間ではあったが、小田さくらのホワンとした雰囲気を間近で感じられた。

 小田さくらが、ステージ上ではどんなパフォーマンスを披露してくれるのか、今から楽しみである。1月のハロコンは4公演申し込んでいるので、いくら何でも1公演は当選するだろう。私はサイリウムの類は原則として使わない主義なのだが、ハロコンまでに小田さくらのメンバーカラーが決まっていたら、その色のサイリウムを持って行くつもりだ。

 さて、コンサートの感想なのだが、印象に残っていることを二つだけ先に挙げると、

【1】ヴィジュアルに関しては、さゆ(道重さゆみ)がダントツに美しい ※カワイイのではなく、美しい
【2】歌唱力に関しては、層の薄さを露呈している

となる。これは深刻である。何故なら、さゆが卒業したらヴィジュアルの大黒柱を失うことになり、れいな(田中れいな)が卒業したら現状でも層が薄いボーカルが壊滅的に弱体化するからである。つまり、
「6期が卒業することで、モーニング娘。のアーティストとしての能力が大幅に低下する」
ということだ。

 さゆに関しては、MC等で普通に立っているときには正直それほど美しいとは思わない。歌やダンスのパフォーマンスを始めると、急に輝き出すのだ。ダンスのスキルが特に高いわけでもなく、動きに独特な滑らかさがあるわけでもないのに、何故かパフォーマンス中のさゆは美しい。
 私は研修生のイベントには全く参加しないので、ハロプロメンバーと研修生が同じステージに立っているときは、研修生だけに注目するのが常だった。しかし、今回の『ラララのピピピ』に関しては「それどころではない」という感じで、ひたすら道重さゆみを凝視していた。川口では1階席(ただし後方)で、隣の席の客は明らかに女子高生だったにも関わらず、『ラララのピピピ』のときだけは双眼鏡でガン見した。気恥ずかしさは感じたが、「それどころではなかった」のだ。

 全員がステージで踊っているときも、さゆの美しさは群を抜いている。私は神に誓ってさゆ推しではない(さゆTシャツどころか生写真すら欲しいと思ったことがない)のだけれども、気が付くとさゆを目で追っている自分がいるのだ。
 その理由は自分でも良く分からないのだが、さゆのプロポーションが日本人としての黄金率に近いことが関与していることは間違いないと思う。この“日本人としての黄金率”は、元スマイレージの前田憂佳さんにも感じたことであり、表現を変えれば“絶妙にバランスの良いプロポーション”となる。決して“ボンッキュッボンの素晴らしいプロポーション”ではない。“スラリとしていると同時に、日本人の琴線に触れる体形”なのだ。色白ということも関係があるのかも知れない。

 さゆが卒業した場合、ことヴィジュアルに関しては、9・10・11期メンバーではその穴を生めることは不可能だと思う。さゆの卒業は、さゆ並のヴィジュアル力を持った12期メンバーの加入を前提にしないと有り得ないのではないか。

 歌唱力に関しては、既に別記事で書いているので、ここで詳しくは語らない。要点のみ述べると、
「短期的には、11期メンバーの、小田さくらに期待するしかない」
「中長期的には、かの(鈴木香音)&まーちゃん(佐藤優樹)に期待が出来る」
となる。

 以上の2点以外についても、印象に残ったことを簡単に書いておく。
 中野ではファミリー席(2階席)からの鑑賞であったため、一番高いステージに立つメンバーが最も見易かった。
 フクちゃん(譜久村聖)が、露出の高い衣装でその位置に来たとき、その余りの色っぽさに驚いた。意図的に作り込んだ色気ではなく、ごく自然に色っぽさが溢れており、単にクネクネしているだけでも興奮させられてしまいそうな感じなのだ。
 そんな色気ムンムンなフクちゃんは、まだ16歳。16歳としては、極端に色っぽいと言わざるを得ない。あそこまでいっていれば一種の才能である。衣装の肩紐がズレやすいよう意図的に作られているのも無理はない。モーニング娘。の、いやハロプロのセクシー担当として、グラビアへの進出を図るべきだ。

 ダンスに関して私が注目しているのは、えりぽん(生田衣梨奈)である。器械体操の経験があり、現在でもハンドスプリングや片手側転を軽々とこなす。ダンサーとしての身体能力は、歴代モーニング娘。の中でもナンバーワンだろう。
 体幹は強靭さと柔軟さを兼ね備えており、上体を反らしたりドルフィンさせるような動きでは、抜群の表現力を発揮する。しかし、それ以外の動きは平凡なのだ。どうにかして、ダンス全体のレベルを上げていってもらいたい。

 川口では、テーピングしているメンバーが複数いることが気になった。私が確認できただけでも、くどぅー(工藤遥)は膝、まーちゃんは肘、フクちゃんは肩にテーピングを施していた。
 メンバーはプロとは言え年齢的にはまだ子供であるので、体調を個人の管理に一任するのではなく、事務所側が予防の観点から手厚いケアをする必要があると思う。あのテーピング自体が、予防のためのものであるのなら、それはそれで良いのだが。

 衣装に関しては、十分満足できるものだった。
 デザイナーやスタイリストは、とても良い仕事をしている。
 最近、モーニング娘。がYouTube公式チャンネルにMVをupすると、衣装に対して文句を付けるコメントが散見されるのだが、そのほとんどは全くの的外れでしかない。
 衣装に対して文句を言っている輩は、MVの衣装がステージ衣装であることを分っていない。ファッション雑誌のページ上で見映えの良い衣装が、コンサートのステージ上でも見映えが良いとは限らないのだ。

 例えば、新曲『ワクテカ~』の衣装。今回のライブでは、非常にステージ映えしていた。
 衣装にメンバーの体格差を小さく見せる効果があるので、グループとしての統一感が高まる。
 照明が暗くなったときは、蛍光色の衣装が妖しく発光しているように見え、それが曲調とマッチしていてムードが盛り上がる。
 ダンスで核になるパートを受け持っているメンバーに、蛍光オレンジという一番目立つ色の衣装を着せているのも合理的である。
 つまり『ワクテカ~』の衣装は、グループ全体の統一感とメンバーの個性を両立させ、ステージ上での視覚効果が高いという、優れた作品なのだ。

 モーニング娘。の将来に向けた不安を感じさせる部分はあったものの、コンサートそのものの完成度は高く、会場に足を運んだ価値は十分にあった。
 最後にもう一度書くが、11期メンバー小田さくらには、頑張って欲しい。特に歌唱力に関しては、れいな卒業後のモーニング娘。の浮沈が彼女に懸かっているといっても過言ではない(少なくとも今回、2度のライブを鑑賞した限りでは)。

 6期(れいな)が卒業することを見越した1人目の救世主として、11期の小田さくらが開花することを切に願う。
 そして、6期(さゆ)が卒業することを見越した2人目の救世主として、12期のメンバーが加入することを願わずにはいられない。

ガンダム00オンリーイベント『ダブルアタック5』レポート(同人誌編)

ガンダム00オンリーイベント『ダブルアタック5』レポート(同人誌編)

 この記事は、ガンダム00オンリーイベント『ダブルアタック5』レポート(コスプレ編その2)の続きです。
 今回のDOUBLE ATTACK 5では、時間に余裕があったので、パンフレットで非BLと思われるサークルを調べながら、何度もエリアを巡りました。そして購入したのが、この6冊(一番下は公式パンフレット)
ガンダムオンリーで購入した同人誌等

 順番に紹介しましょう。


『せつにゃ。4』
 刹那が、まるで『しゅごキャラ!』のヨルみたいになっています。ただし、飽く迄もこの本の刹那は“ニールの部屋に住んでいる無口な猫”という設定。それでもやっぱり『しゅごキャラ!』ファンには絶対にお勧め。
 サークルさんの机には『4』以外にも置いてあったけれど、可愛い系の同人誌をオッサンが2冊も買うのは恥ずかしかったので、『4』だけ買いました。うーん、『1』から『3』も欲しいなぁ。


『グラハムとロックオンが(略)』
 広い意味でのBL本なのですが、狭い意味では、お下品系ギャグ本なので、買いました。
 多分コピー誌(原稿を印刷所に出して作ったのではなく、自分でコピー機を使って原稿をコピーして作ったという意味)です。価格は100円。私も25年前、仲間と一緒にコピー誌を作って100円で売ったことがあるので、なんとも懐かしい感じがします。


『南中時刻』
『日照計画』
 ミレイナとティエリアのラブコメ?の連作。
 公式パンフレットに“ティエミレ”と書いてあったので、「エロだったら嫌だな…」と少々不安だったのですが、非常に健全なお話で二重丸の出来。“ティエ×ミレ”というように“×”が入るとエロを意味するのかな? この辺りの表記ルールが、オッサンには良く分からんのですよ。
 今回私はラッセのコスをしていましたが、普段はイアンのコスをしているので、ミレイナに対する思い入れは別格なのです。でもまぁ、ティエリアなら許しますよ。


『BLACK PRINCE』
『What time is it now?』
 グラハム中心のギャグ本。
 『BLACK PRINCE』に収録されている“ガンダムテレホン”という話が秀逸です。
 『What time is it now?』は、むしろビリーが中心。でも、この本を買った理由は“ぱふぱふ”とグラハムをネタにした4コマ漫画が面白かったから。
 こういう漫画を読むと、アニメ本編のグラハムも、普段からもっと変人を強調しておいた方が良かったと思えます。いきなり「これは愛だ!」とか叫ばれても、いかにも腐女子ウケを狙ったみたいで、キャラとして薄っぺらく感じたので。


 以上、男性にもお勧めできる同人誌を紹介してみました。
 次のガンダム00オンリーイベントにも、こういった同人誌が販売されていることを期待します。

BoA LIVE TOUR 2010

BoA LIVE TOUR 2010
    会場 :大宮ソニックシティ
    公演日:2010年4月9日(金) 18:30~

 BoAのコンサートは、今回で3度目。FC枠で応募しても、結構落選するのだ。今回も、2公演応募して、この公演だけ当選した。

 BoAのコンサートは、客のマナーが良いので安心して観に行ける。
 ペンライトを使う客は結構多いが、そのほとんどは公式グッズのペンライトを1本のみ使っている(公式ペンライトの大きさは100均で売られているサイリウムと同程度で、明るさも許容範囲内)。

 ハロプロのコンサートでは、サイリュームを何本も束ねて高々と掲げる奴や、工事現場の誘導灯みたいな大きな発光器具(しかも点滅する)を両手に持って振っている奴が、それなりにいる。しょこたんのコンサートでは最近、高輝度タイプのサイリウムを使う奴が増えた。
 どちらも、自分の目の前でやられたら眩しくてステージをまともに観ることが出来ないのだが、BoAのコンサートではこういう心配はない。

 やたらとピョンピョン跳ねている客も、ごく僅か。もちろん、スケッチブックやボードの類を出す客も、まずいない。つまり、視界を大きく遮る行為をする客と遭遇する確率が、非常に低い。

 それ以上に良いのは、PPPHが全くないこと。少なくとも、今回の公演では皆無だった。これはそもそも、BoAの楽曲がPPPHを入れられるような構造になっていないのだと思う。
 だから、BoAの歌声に客のコールが被さって聞こえなくなるということが起こらない。
 歌手の歌声を客の声で邪魔されないで聴けるのは、本当に良いものである。

 ただし、2000人以上の人間が集まれば、その中にアホな客の一人二人は混じっている。
 今回も、MCでBoAがアルバムの話を熱心に語っている最中に
「脚きれい~」
「美脚~」
と、全然関係ないことを叫んだアホな女性客がいた。話の腰を折られたBoAは、思わず苦笑い。そりゃガックリするだろう。自分自身がアルバム製作にどう関与したのかという内面的なことを一生懸命説明しているのに、それを全く聞いておらず、外見にしか興味がないかのようなリアクションをされては。

 さて、肝心のステージの内容に関しても簡単に触れておこう。
 内容に関しては、今回も普通に良かった。個人的に一番の見所だったのは、やっぱり『ネコラブ』かな。映像も舞台演出も、一番凝っていたと思う。BoAがクリスマスライブのMCで「私はマイケル・ジャクソンのファン」だと言っていたのは本当のようで、恋人役のマネキン人形はマイケルを模していた。

 ツアーも今回が11場所目ということもあって、BoAの声は少しかすれ気味で、コンディションは万全とは言い難かった。それでも万全ではないなりに、決め所でキッチリと声を響かせるところは、10年のキャリアが成せるプロの業である。ダンスも含め、パフォーマンスは十分合格点であった。
 BoAのダンスは、パッと見にはごく普通にしか見えないのだが、6人(だったっけ?)の男性ダンサーに囲まれて踊っていても堂々としており、決して埋没しない。だから、実際にはそれなりに凄いのだろう。一度でいいからハロプロ勢と同じステージで踊るところを観て、直接比較してみたいものだ。

 今回、ちょっと残念だったのは、BoAがかなり身体を絞っていたこと。個人的には、細すぎると感じた。もう少しふっくらしていた方がステージ映えするし、声も出ると思う。

真野恵里菜 スマイレージ スペシャルジョイント2010春

真野恵里菜 スマイレージ スペシャルジョイント2010春
会場 :渋谷C.C.Lemonホール
公演日:2010年4月3日(土) 14:00~


 しょこたんのコンサートの感想をまだ書いていないんだけど、まだあと2回行くので、こちらを先に書く。
 私は真野スマのどちらのファンでもない。
 真野スマのCD、シングルV等の商品は一切買っていない。
 ただし、『しゅごキャラ!』のファンかつ自分自身がコスプレイヤーであるので、コスプレコンセプトのアイドルであるしゅごキャラエッグ!に関してはファンだった。しゅごキャラエッグ!のCD、シングルV等の商品は多分全部買っていると思う。しゅごキャラエッグ!が2期体制になってからも、しゅごキャラエッグ!の商品は買い続けたが、1期のしゅごキャラエッグ!メンバーを主に編成されたスマイレージの商品は買っていない。だから私は飽く迄も、しゅごキャラエッグ!のファンであってスマイレージのファンではない。

 そんな私が真野スマの合同コンサートを観に行った理由は二つ。
 一つは、このところアップフロントが最もリソースを割いていると思われる真野スマの実態をこの目で確認すること。もう一つは、しゅごキャラエッグ!の初代アミュレットダイヤである、あやちょ(和田彩花)のプロポーションとダンスのスキルをこの目で確認すること。
 それを実際にこの目で確認した感想を、以下に綴ろう。

 一番印象に残っているのは、真野スマともに既に煮詰まっているということ。
 特に、メジャーデビュー前という建前になっているスマイレージが、何故こんな煮詰まった状態でスタートを切らなければならないのか、不憫でならない。
 だって、「(新)高校1年生が3人と(新)中学2年生が1人から成るアイドルグループ」のコンサート会場に来ている観客の平均年齢が、ほぼ確実に30才を越えているんだもんな。44才の私が言うのもなんだけど、本当にオッサンばっかり。29才以下の観客は、全体の1割にも満たないと思えた。

 これは中高生アイドルグループにとって、「ゼロからのスタート」ではなく、「マイナスからのスタート」だろう。
 この状況から、どうやってファンを増やしていくつもりなのだろうか?
 そう思っていたら、つんく♂がステージ上で
「5月にメジャーデビュー、8月に舞台、10月から単独ツアー」
というスケジュールを発表した。
 私は、これを聞いて呆れた。

 5月にメジャーデビューして、何故8月に舞台なのだ?
 メジャーデビュー後の3ヶ月は、各地を巡っての販促活動や、メディア攻勢に出るべきではないか。一人でも多くの人の目に触れるように、TVや雑誌、インターネットに出まくるべきだろう。
 それとも、ゴールデンタイムにCMを大々的に流すから、そういった地味な展開は必要ないとでも言うのか? そうは思えない。正直、既存のファン頼みとしか思えない。

 こんな売り出し方で、AKBに勝てるのか?
 とても勝てそうにないが、時間が味方であることもまた事実である。
 『モー娘。もAKB48も、結局「実質の寿命は6年」ということになるのか?』で書いたように、AKBはこのまま行くと2012年にはメジャーアイドルの地位から転落する。
 そのとき、スマイレージはメジャーデビュー3年目を迎えて「高3が三人、高1が一人」という、アイドルのピーク状態になっている。落ち目のAKBに、ピークのスマイレージ。これなら、勝てる…ような気がする。

 スマイレージの舞台を観に行くつまりは更々ないが、コンサートには足を運ぼうと思っている。
 2012年に迎える事実を、この目で確認し続けるために。

 あやちょや、その他の感想に関しては、また別記事にて書く…かも知れない。

中川翔子 Prism Tour 2010 三郷市文化会館

中川翔子 Prism Tour 2010
会場 :三郷市文化会館
公演日:2010年4月1日(木) 18:30~


 しょこたんのコンサートは、今回も素晴らしかった。
 でもとりあえず、その感想ではなく、個人的な反省をば。
 アンコールの際、私の隣の席にいたゴセイブラックのジャケットを着ていた女性にペンライトを貸したのだが、これが間違った行為だった可能性が高い。
 経緯はこうだ。

 コンサート(本編)の終盤近く、私の隣の席の女性が振っているペンライトが光っていないように見えた。私は「電池がが切れたのだろう」と思った。自分のペンライト(当日買ったハート型のもの)も、徐々に照度が低下してきていると感じていたからだ。

 電池は、へたり出すと加速度的にへたる場合がある。今使っている自分のペンライトが突然暗くなる危険性を感じ、本編が終わってアンコールが始まるまでの時間を使って、リュックの中に入れておいた予備のペンライト(前回のツアーで買ったスティック状のもの)を探した。
 予備のペンライトは見つかったが、すぐにアンコールが始まった。

 アンコールが始まって、私は気付いた。
 私の隣の席の女性が振っているペンライトが光っていない…のではなく、ペンライトを持っているような手の形を作ってはいるものの、ペンライト自体を持っていないことを。
 エアギターならぬエアペンライト?
 ペンライトが電池切れを起こしたので、エアペンライトをやっているのかな?

 そう思った私は、自分の予備のペンライトのスイッチを入れて、私の隣の席の女性に差し出し、
「これ、よろしければどうぞ」
と言ってみた。
 女性は半ば反射的に受け取ったものの、「ワケが分からない」という表情をされた。
 私は自分の声が届かなかったのだと思って、もう一度
「よろしかったら使って下さい」
と言った。今度は伝わったように思えた。

 しかし、後になってみれば、その女性は
「単に腕が疲れたから、ペンライトを持たずに手を振っていた」
ように思える。
 何故なら、その女性はゴツイ荷物を持って来ていたからだ。あんな荷物を会場まで持って来ていれば、コンサートが始まる以前に既にかなり手が疲労していたことだろう。コンサートの途中でペンライトを握るのも辛くなってきたということは十分に有り得る。

 そんなときに、隣の席にいる赤の他人からペンライトを差し出されて、つい反射的に受け取ってしまったとしたら?
 ありがた迷惑以外の何物でもない。

 高い確率で、私は悪いことをした。
 この場を借りてお詫びします。ゴメンナサイ。

中川翔子 超貪欲☆まつり IN 日本武道館

中川翔子 超貪欲☆まつり IN 日本武道館
                  会場 :日本武道館
                  公演日:2009年10月24日(土) 17:30~


 ちょうど1週間前に℃-uteのコンサートに行っていたこともあり、ハロプロ系のコンサートとの違いを痛感せざるを得なかった。

 そのことはすぐ後で語るとして、実は最初に気になったのは、コンサート会場が異様に狭く感じられたことだった。日本武道館には過去ボクシングの世界戦を二度ほど観に来ているのだが、そのときと比べると広さが半分以下になっている印象を受けた。大袈裟に言えばJCBホールと大して変わらないような感覚で、とても1万人を収容できているとは思えなかった。

 JCBホールも最初に行ったのはボクシングの興行だったけれど、後日しょこたんのコンサートで行ったときに狭くなっているとは感じなかった。これは、JCBホールがそもそもライブハウスとして造られているからだろう。
 日本武道館はその名が示す通り、本来はコンサートを行う会場ではない。コンサートに適した構造にはなっていない。そのため、15000席が10000席に減ったことが、半減以上の減り具合に見えてしまったのだと思う。
 アリーナ中央から見渡すと、客席自体は少なくとも90%以上埋まっているように見えたし(所謂ほぼ満席状態)、会場が狭く感じられることでタイトで濃密な空間感覚を味わえたので、結果的には良かったのだが。

 さて、しょこたんのコンサートとハロプロ系のコンサートの違いに関してだが、客の半分が若い女性であるとか、コスプレしている客が目立つという点に関しては割愛する。ちなみに、私もコスプレ(上着と手袋のみの簡易バージョン)をするつもりで衣装を持って行ったのだが、雨が降っていたのでやめておいた。
 今回のコンサート現場において、新たに気付いたハロプロとの相違点は、

 ハロプロは、現場的には消費型のアイドルである。
 しょこたんは、現場的には崇拝型のアイドルである。

ということだ。
 今回は、コンサート開始直後に映し出される映像に「しょこたん本人」の映像が多用され(多分しょこたんのコンサートでは初めて)、いわゆる煽り映像っぽくなっていた。この映像が流されたときの会場の雰囲気が、ハロプロ系のコンサートの会場の雰囲気とは全く異なっていたのだ。これには、コンサート慣れ(ハロプロ系は50回以上、しょこたんは今回で8回目)している私も驚かされた。

 ハロプロ系のコンサートでも、毎回のようにメンバー紹介の映像が流されており、それが煽り映像的な演出効果を果たしてはいる。しかしそれは既にパターン化された「盛り上がりセレモニー」であり、「お約束の世界」である。そして何よりも、そこにおける盛り上がりは、これから自分が行う「消費」に対する盛り上がりなのだ。

 分かり易く例えると、
「ハロプロメンバーの煽り映像に対する観客の盛り上がり」は、
「クイズ番組において、クイズの前に商品が紹介されるときの盛り上がり」
と同質なのである。
「大型TVです」 「ワーッ」
「パジェロです」 「ワーッ」
という、アレと本質的には変わらない、消費対象に対する賛辞なのだ。

 これに対し、武道館における
「しょこたんの煽り映像に対する観客の盛り上がり」は、
「宗教団体において、教祖が登場したときの盛り上がり」
と同質であると感じられた。
 しょこたんの“映像”に対して賛辞の歓声が沸き上がる会場内で、私の脳裏に浮かんだ言葉は
「偶像崇拝」
の4文字である。そして、その2秒後に浮かんだ4文字は
「カリスマ」

 会場空間の半分ぐらいが「しょこたんをカリスマとして崇拝している」という雰囲気だった。
 あのとき私は「ハロプロ系のコンサートとは明らかに異質の空気」を呼吸していた。
 「崇拝の対象」と「消費の対象」では、熱狂の質が異なるのは当然である。
 似て非なる…ではなく、明らかに種類の異なる熱狂が、そこにはあった。

 ハロプロの場合、愛理ヲタ(ヲタは蔑称として使用)は、愛理をカリスマとして崇めている訳ではない。
 愛理ファン(ファンは普通の意味として使用)も、この点に関しては同じである。
 ヲタもファンも使う「愛理推し」という自称は、「私は愛理の推薦者である」を根源とする。ここには、「推す者」と「推される者」という立場の違いこそあれ「愛理と私は基本的には同格」という水平意識が含まれている。
 私自身、℃-uteのメンバーに対しては「ウチの子達」、ベリーズのメンバーに対しては「近所の子達(ウチの子達の同期)」という意識を抱いている。また、私自身が元々はモー娘。のファンだったことを考えると、私はハロプロ内アイドルグループの「消費者」であるとも表現できる。

 これに対し、武道館でしょこたんの煽り映像を観て歓喜の声を上げていたファン達は、しょこたんを崇めているか、あるいは祀り上げているように感じた。
 ただしその光景からは、「しょこたん教」という新興宗教の信者といった現代的な社会現象よりも、もっと原始的な、「巫女を崇める(祀り上げる)庶民の姿」という古代風景のような、どこか民族的既視感に近いイメージを受けた。

 しょこたんのファンは、しょこたんを「アイドルという商品」として消費することを欲していない。
 しょこたんのファンは、しょこたんが「日常を超越(逸脱)したカリスマ」であることを欲している。
 彼らにとって、しょこたんとは、
「私たちが普段属しているクダラナイ日常から、楽しいお祭りの世界へ吊り上げてくれる力を持った、有り難き存在」
「私たちを導く者にして、私たちの理解者」
「私たちの仲間にして、芸能界という世界に住む選らばれし者」
なのではないだろうか。

 また、しょこたん自身も、ハロプロのメンバーと比較すると、明らかに巫女的な性質を有している。
 コンサートの終盤やアンコールの際のしょこたんは、明らかに情緒不安定というか挙動不審というか、ある程度の精神錯乱状態が認められる。現場で見ていると、「プロとしてそういう自分を演じている」のではなく、「医学的に脳波がおかしい状態になっている」としか思えない。
 こういうキャラクターは、ハロプロにはいない。“嗣永プロ”こと桃子は、まさに対極の存在だと言えよう。かつての“美貴帝”ことミキティも、しょこたんのナチュラルハイ状態と比べたら、消費用に作られたネタキャラでしかない。

 強いて言えば、私自身が、ごっちん(後藤真希)に対してカリスマを感じたことはあった。しかし、当のごっちんは熱くも冷静にプロのパフォーマンスを魅せているといった雰囲気であり、天然巫女と化しているわけではなかった。
 しょこたんの場合は、見ていて「もしかしたら、しょこたんはステージ上でこのまま発狂するのではないか」という一抹の不安さえ感じてしまう。そして、しょこたん自身が「今、私は少し壊れかかっているのではないか」と不安を胸に秘めながら動いているように見えるときもある。

 特撮ファンである私にとって、しょこたんは「かわいい後輩」だ。私の場合この感覚が、しょこたんに対する基本スタンスとなっている。20歳近い年齢差があるので、基本的にはハロプロと同様、俗に言う「上から目線」で見るのが当たり前のことなのだ。
 一方、武道館の最大勢力であった若い女性客は、しょこたんと同世代か、より下の世代である。しょこたんが「消費の対象」ではなく「崇拝の対象」と成り得たのは、この年齢関係も大きく作用しているのだと思う。

 思えば、私が中学生のときリアルタイムでファンだった松田聖子は、既に高校を卒業した社会人だった。
 アイドルは10代なのに観客はオッサンばかりというハロプロのコンサート会場は、現代の歪んだアイドル市場を象徴している。
 その一方で、年下の同性のファンを多数得ているしょこたんは、古き良き時代のアイドルの正統的な後継者という側面を持っている。
 既に25才になっており、オタク丸出し、コンサートでも平気で変顔を決めてみせるしょこたんが、実績面では正統派アイドルという事実。何だか不思議な気がするが、これは本当のことなのだ。
前のページ 次のページ

«  | HOME |  »

MONTHLY

CATEGORIES

RECENT ENTRIES

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACKS

APPENDIX

震電

震電

 写真撮影時40歳。
 いい歳して云々といった決まり文句は私には通用しない。たった一度の人生、他人に迷惑をかけない範囲で楽しみます。